テレビ局を志望する若者が多い。一度、僕も、うちの会社の就職セミナーで話をした事があるのだが、テレビ局の生々しい実態を書いてみよう。
「芸能人や有名人に会えるから」等という動機で、テレビ局を受ける人は止めた方が良いだろう。そんなミーハーなものではない。僕はテレビ番組の制作を20年やっていたから、経験で言わせて貰うと、番組作りは「地を這うような仕事」である。「芸能人や有名人」はテレビ局にとって、「商品」である。どんな職業でも、「商品」に手をつけてはいけない様に、テレビ局でもその価値観は一緒である。
「番組を作る」という事は、一から「ものを作る」という事なので、企画を考える時は、「血を吐く」ほど悩む。番組の打ち合わせの数は、その番組が大きくなればなるほど、多くなり、細分化する。例えば、連続ドラマで言うと、収録が始まれば、休みはほとんどないし、時間も非常に不規則である。編集などで徹夜もする。当然、デートの約束などできるはずもない。
1クール、プロデューサーをやったら、ストレスで5キロは太った。食べる事、飲む事でストレスを発散するか、買い物依存症にならざるを得ない。
もちろん、面白い番組、街で噂になる様な番組をチームで作れたら、その喜びは大きいが・・・そういう番組ばかり作れる訳も無く、視聴率が低迷すると、「針のムシロ」である。
アルコール依存症になりかけた事もあった。視聴率が出る、前の夜は眠れないので、酒をあおる様に飲み続けていたからだ。
悪い事ばかり書いてきたけれど、「好奇心」が強くて、いろんな才能を持っている人と「自分しかできないユニークな番組をつくってやる」という奴は大歓迎である。
テレビというメディアは、老若男女が見る媒体である。だから、「好奇心のアンテナ」をできるだけ広く拡げて、時代を感じ取り、それを一旦噛み砕いて、一人でも多くの人が分かる様に番組を作っていかなければならない。特にゴールデンタイムという時間帯では。
テレビ・テレビ局に関して、質問があったら、コメント下さい。







「芸能人や有名人に会えるから」等という動機で、テレビ局を受ける人は止めた方が良いだろう。そんなミーハーなものではない。僕はテレビ番組の制作を20年やっていたから、経験で言わせて貰うと、番組作りは「地を這うような仕事」である。「芸能人や有名人」はテレビ局にとって、「商品」である。どんな職業でも、「商品」に手をつけてはいけない様に、テレビ局でもその価値観は一緒である。
「番組を作る」という事は、一から「ものを作る」という事なので、企画を考える時は、「血を吐く」ほど悩む。番組の打ち合わせの数は、その番組が大きくなればなるほど、多くなり、細分化する。例えば、連続ドラマで言うと、収録が始まれば、休みはほとんどないし、時間も非常に不規則である。編集などで徹夜もする。当然、デートの約束などできるはずもない。
1クール、プロデューサーをやったら、ストレスで5キロは太った。食べる事、飲む事でストレスを発散するか、買い物依存症にならざるを得ない。
もちろん、面白い番組、街で噂になる様な番組をチームで作れたら、その喜びは大きいが・・・そういう番組ばかり作れる訳も無く、視聴率が低迷すると、「針のムシロ」である。
アルコール依存症になりかけた事もあった。視聴率が出る、前の夜は眠れないので、酒をあおる様に飲み続けていたからだ。
悪い事ばかり書いてきたけれど、「好奇心」が強くて、いろんな才能を持っている人と「自分しかできないユニークな番組をつくってやる」という奴は大歓迎である。
テレビというメディアは、老若男女が見る媒体である。だから、「好奇心のアンテナ」をできるだけ広く拡げて、時代を感じ取り、それを一旦噛み砕いて、一人でも多くの人が分かる様に番組を作っていかなければならない。特にゴールデンタイムという時間帯では。
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