お楽しみはこれからだ❣️

本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

「照明部」は「体育会系」。

2005年05月20日 | テレビ番組
ドラマも映画もそうだが、「照明部」は「バンカラ」で「野武士の集団」の様である。元々、映画のライトは直径が一メートル半くらいあって、軽く100キロを超えていた。それをスタジオの天井に作られたキャット・ウォークを通って運んだり、結構「照明部」の仕事は肉体労働である。京都の映画の世界を良く知っている女優さんは、「照明部」に差し入れをする。自分にライトを当てて欲しいからである。
何もしらないで、「私にライトが当たってない!」等と現場で文句を言おうものなら、「よっしゃ、顔がヤケドするくらい照明当ててやり!」となるか、スタジオの上からライトが落ちてきたという話も聞いた。
テレビの照明部はそれほどでもないが、やはり「体育会系」である。
セットが良くても、「照明の当て方」一つで、それがとても美しく見えたり、逆に平板に見えたりする。
「必殺仕事人」で、顔の半分しか見えない片明かり、画面の奥に仕込まれた逆光のライト・・・これらは、撮影所のオープンセットが狭いので、それをどのようにしたら、広く見えるかを研究した結果である。
「体育会系」なので、親しくなれば、ちょっとした無理も乗りでやってくれる。ドラマや映画作りはやはり人間関係がものを言う。
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「メイクさん」「衣裳さん」「記録さん」と親しくなっておこう。

2005年05月20日 | テレビ番組
自分が助監督をしていた時、もちろん、いろんなセクションのスタッフ、そしてキャストにも気を遣っていたが、とりわけ「メイクさん」「衣裳さん」には、気を遣っていた。スケジュールが変更になれば、衣裳を着る順番も違うので、すぐ「衣裳さん」に知らせた。何故、この二つのセクションと仲良しになっておいた方がいいかというと、「俳優の本音を聞ける」数少ないセクションだからである。
俳優さんはメイク室でメイクをしながら、メイクさんに「撮影の愚痴を言ったり、自分の体調の事を喋ったりする」。衣裳さんも同様だ。俳優さんの精神状態を把握しておけば、助監督はやりやすい。スタジオやロケ現場まで誘導する間に話す話題も自ずから決まってくる。俳優さんの精神が不安定な場合も、事前に聞いておけば、より丁寧な気を遣った対応ができる。
だから、僕は「メイクさん」「衣裳さん」と親しくなった。その関係はいまだに続いている。
監督の方の精神状態を把握するには、「記録さん」と親しくなることである。「記録さん」はずっと、現場では監督の横にいて、衣裳・小道具・俳優のしぐさのつながり、撮影したVTRの長さの管理などを中心に、監督の相談相手にもなっている。だから、監督が不機嫌で、原因が分からない時は、スタジオの片隅に「記録さん」を連れて行って、その原因を聞いておくのである。
助監督には、いろいろ大切な事がある。
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ドラマの「消えもの」とは?

2005年05月20日 | テレビ番組
「消えもの」って、知っていますか?ドラマなどで、出てくる「食べるもの」「飲むもの」等がそうです。「消えてしまう」から「消えもの」と言います。家庭の「夕食のシーン」等では、事前の監督との打ち合わせで、料理が決まります。それを美術の小道具さんが自分達で作ったり、どこかの飲食店から取り寄せたりして、食卓に並べておくのです。ドラマの撮影スタジオはたくさんの人が動き回っていて、埃っぽいので、リハーサルの間は、料理の上にラップをかけて置きます。「本番!」の声で助監督さんと美術さんが、ラップをとり、収録に入ります。NGが出たら、また同じ料理を用意します。だから、小道具さんは、少なくとも、同じ料理を三食は用意します。ロケなどで、居酒屋やバーなどを借りた場合は、その店の料理を「製作部」に交渉して貰い、出して貰う事もあります。
ものを食べたり、飲んだりしながらの芝居も結構難しいので、出演者も大変です。
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ドラマ「オフィスのシーン」のパソコンの画面の中身はどうしてるのか?

2005年05月20日 | テレビ番組
最近のドラマで出てくるオフィスのシーンには、必ずと言っていいほど、パソコンが出てくる。場合によっては、パソコンの画面上の情報がドラマの大きなキーポイントになる場合もある。助監督さんにどうしているのか聞いてみると、「コンピューターの画面上の情報をドラマの為に作ってくれる会社」があるのである。助監督さんが、これも「原稿的なもの」を書いて、その会社の人に指示を出し、ドラマに見合ったソフトを作ってもらうのである。そして、操作が難しい場合は、撮影当日、その会社の人が来て、操作もしてくれる。
ドラマ作りも、時代の移り変わりによって、変わっていくのである。やはりいちばん大きく変わったのは、「携帯電話でしゃべるシーン」が出てきた事だろう。
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「ID」と「パスワード」が多すぎる!!!!!

2005年05月20日 | エッセイ・日記・意見
世の中、「ID」と「パスワード」が多すぎる!!!!!しかも、最近は「情報をセキュリティーする為」、会社のパソコンなどは、「パスワード」を三ヶ月に一回、変えなくてはならない。
「会社や家のパソコン」「インターネット・プロバイダー」「楽天」「Amazon」「VISAカード」「ANAカード」「JALカード」などなど、どれがどの「ID」と「パスワード」を設定したか、混乱の極みである。
やがて、自分のすべての「ID」と「パスワード」を書き込んだ資料を作り、それを見る為、またあらたな「ID」と「パスワード」が必要な、そんな時代が来るかもしれない。

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ドラマのタイトルバックについて・・・

2005年05月20日 | テレビ番組
連続ドラマのタイトルバックも、今はほとんどのドラマがアタマで視聴率が下がらない様に、本編の後、予告の前に入れている事が多い。
僕がドラマをやっていた頃は、始まって、2~3分して、タイトルバックで主題歌が流れる事が多かった。このタイトルバックはドラマ本編のディレクターが撮る場合もあるが、原則、どこか、タイトルバック専門の会社に発注する場合がほとんどだった。35ミリのフィルムで撮って、CGを入れて編集するので、一分半くらいのタイトルバックで、数百万円の予算がかかっていた。でも、タイトルバックは「番組の顔」。主題歌に届いた映像がぴったり合っていたら、ほんとに「ゾクゾク」鳥肌が立ったものだ。
今は、ラストで、次回予告とか、その回の回想の映像に主題歌が流れ、スーパーが載ることが多くなり、他局のを見てもあまり興奮する、感動するようなタイトルバックにはなかなか遭えない。
今クールでは、「アタックNo.1」のタイトルバックが気持ちいい。僕たちの世代は、アニメを見ているので、あの曲がこんなに編曲になって登場するとは・・・。ドラマの内容も大映テレビ的で面白い。船越栄一郎のキャラは最高!!!!!
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