高速道路4社は7日、ゴールデンウイーク(GW)期間(4月25日~5月6日)の混雑状況を発表した。料金値下げの影響で、昨年のGWと比べ、10キロ以上の渋滞が414回(昨年215回)、30キロ以上の渋滞も58回(同28回)と倍増。地方の主要区間では交通量が2割増えたという。
全国で最も渋滞したのは、神戸淡路鳴門道上りの淡路インター(兵庫)付近で、5日夜に68キロを記録。次いで東名高速下りの松岡バス停(静岡)付近で2日朝に66キロ、東北道下りの矢板北パーキングエリア(栃木)付近で55キロなど。
GW期間中は平日も1千円に値下げした本州と四国を結ぶ3区間のうち、瀬戸大橋を渡る瀬戸中央道と、しまなみ海道で知られる西瀬戸道はともに交通量が昨年の1.8倍増。東日本では、富山と新潟を結ぶ北陸道の両県境付近で1.7倍に増えた。
日本航空(JAL)と全日空(ANA)も、連休中(4月28日~5月6日)の利用状況を発表した。国内線、国際線とも昨年をやや上回り、燃油サーチャージの値下がりや日並びの良さが影響したようだ。
JALの国内線は昨年比0.8%増の約106万人。国際線は新型インフルエンザの影響とみられるキャンセルが北米路線を中心に約4千人分あったが、昨年比3.9%増の約30万6千人。
ANAの国内線も前年比0.6%増の約107万人。同社も国際線で約4千人のキャンセルがでたが、昨年比5.3%増の約11万4千人と好調だった。
JR旅客6社は、連休中(4月24日~5月6日)の列車の利用状況を発表した。新幹線と在来線の特急、急行の利用状況は、昨年と比べ7%減で、最大3連休しかなかった03年(前年比9%減)以来の落ち込みとなった。
指定席の予約はほぼ前年並みだったことから、事前には「高速道路値下げの影響はない」と説明していたが、ふたを開けると、期間中の利用者は昨年より86万人少ない1177万人。路線別では、東海道新幹線が333万人(昨年比7%減)、東北新幹線は188万人(同6%減)、山陽新幹線は152万人(同6%減)だった。東北新幹線では、高速道路の利用者が多いと見られる東京から栃木や福島方面への中距離区間の落ち込みが特に大きいという。
在来線特急でもほとんどが前年の利用者を下回った。
(朝日新聞より引用)
ETCの1000円への割引はトラックには適用されない。仕事にならない、とトラックの運転手さんがぼやいていた。





