東京都は20日、八王子市に住む女子高校生(16)が発熱の症状などを訴え、都健康安全研究センターで遺伝子検査で新型インフルエンザに感染していることを確認した。首都圏での感染者確認は初。女子高生は最近、米国・ニューヨークから帰国したという。
都はこれまでに国内感染拡大を受けて対応を強化している。医療機関の発熱外来の受診対象者を、メキシコなどへの渡航歴のある帰国者などにくわえ、国内感染が発生した関西地域の確定患者との濃厚接触者にまで拡大した。
さらに、38度以上の発熱や呼吸器症状があり、迅速診断キッドで新型インフルエンザと同じA型陽性反応者が3人以上出た学校(クラス単位)や病院については、集団感染の可能性があると判断し、必要に応じて陽性反応者へのPCR検査を行うとした。
ただ今後、国内感染者が増加することに備えて、これまで詳細結果が出るまで医療機関で待機していた発熱外来受診者については、可能な限り自宅待機させ、医療機関の負担を軽減したいとした。
一方、国際環境対策会議「第3回世界大都市気候変動サミット」に出席するため、韓国・ソウルを訪れていた石原慎太郎知事は同日、新型インフルエンザへの都の対応について「他の自治体で起こっている現象を集約しながら、医師会と協力した準備をする」と述べた。兵庫県では感染者が指定された発熱外来に殺到してパンク状態になっており、都は「発熱外来」以外の地域医療機関でも受診できるような体制づくりを進めている。
また、石原知事は都が十分な量のタミフルやリレンザを備蓄している点を改めて強調。「見えない敵だから東京でもそのうち発病するだろう。みんな戦々恐々としているが、専門家は毒性の度合いなどを早く正確に分析してもらいたい」と指摘した。
(MSN産経ニュースより引用)
怖いような怖くないような・・・新型インフルエンザに罹ったら、どれ位の割合で死亡する危険があるのだろう。



