旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

休日はローカル線で 武州寄居七福神とおからドーナツと芳樹生酒 八高線で呑む!

2015-02-21 | 日記・エッセイ・コラム

「青春18きっぷ」の季節がやってきた。久しぶりにぶらりと蔵元など訪ねてみたい。
っで、倉賀野から八王子まで八高線で武蔵野丘陵を往く。倉賀野駅ではデーゼル機関車が貨車の入替に忙しない。

線名が示す通り、全ての列車は高崎を始発している。実際に八高線に入るのは、ひとつ目の倉賀野からだ。



高崎駅ビルで仕込んだのは、ここ藤岡は松屋酒造の "芳樹生酒"、鮎川の伏流水で醸した辛口の酒が旨い。
それにしても久しぶりに真っ昼間の酒が効く。

寄居は八高線と東武東上線、秩父鉄道が連絡する要衝の駅、でもダイヤは相互の連絡の便を採っていない。
3階建の商業ビルは一昨年テナントが撤退して寂しいばかりだ。地方都市は厳しい。

 観光案内所に「武州寄居七福神めぐり」のパンフレットを見つけた。市内5つの寺社にある七福神を巡って
御利益と健康をゲットしようと言う趣向だ。駅近の極楽寺を訪ねルト、弁財天様と毘沙門天様がいらっしゃる。

すぐ近くの荒川を八高線のキハが、カタンカタンと響かせて軽快に渡っていく。

 3つ進むとユネスコ無形文化遺産登録が決定した「細川和紙」のふるさと小川町。
和紙の町には、晴雲、帝松、武蔵鶴の3蔵がある。なるほど和紙も日本酒も豊かな水が必要だからね。
酒蔵併設される地野菜を使った食事処で一杯と企んだけれど、水曜日定休だって、ちゃんと調べて来ないと。

駅前の三代目清水屋さん、ご当地グルメ小川町名物「おからドーナツ」の幟に誘われる。
思わず買い込んでしまったけど、酒の肴にはなりそうもないから家へのお土産だね。荷物が増えてしまった。

小川町から30分ほどの高麗川で乗り換え、ここから八王子までは電化区間で、川越線と直通運転しているからだ。

箱根ヶ崎~東福生~拝島間で車窓に広がる横田基地は想像以上に広大だ。
滑走路北端には公園があって、マニア達が高価なレンズのカメラを携えて、軍用機の離陸を狙っているね。

拝島で青梅線、五日市線、西武拝島線に連絡すると、電車は八王子までラストスパートにかかる。
浅川橋梁を渡り右に大きくカーブを描くと、暫し中央本線に併走して起点・八王子の1番線に滑り込む。
夕暮れの八王子駅とその周辺は結構な賑わいだ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
サボテンの花 / チューリップ 1975年



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