▲ TBSドラマ「下町ロケット」正月・最終回
自由が丘大人の音楽教室の新沼健です。
「自由が丘大人の音楽教室」とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。
TBSドラマ「下町ロケット」正月・最終回(?)を鑑賞しました。
収まるところに収まった、というのがいつわざる感想です。
無論悪い意味でなく、期待していた通り、納得の結末だった、ということです。
「半沢直樹」のような圧倒的なカタルシスこそ無いものの、米作り、物作り、世の為・人の為であれば日本人は協力し合える、というメッセージは新年冒頭にふさわしいと感じました。
ドラマは人員・物量を大量動員して迫力を出していたものの、割とワンパターンで、映画「カメラを止めるな」くらいスタッフが総動員で知恵を絞れば、同じ予算でも、桁違いの映像美が出せたのでは無いかと感じています。
それと、毎度毎度憎憎しげな農林協の若えのには、殿村の罵倒だけでなく、タイキック以上の圧倒的なお仕置きが必要だったのでは!? その点はかなり不満です。
少しドラマを離れた感想ですが、ドラマ中で実際に農作業をこなす無人機械を目の当たりにすると、農業新時代はすぐそこまで来ていることがよくわかりました。
同局のドキュメンタリーに「夢の扉」という番組が以前あり、そこで、多分、野木先生のモデルになった方(北大教授 野口伸さん)が、天頂衛星「みちびき(ヤタガラス)」を利用して高精度の夜間作業を成功させた実験などが紹介されていて、このドラマのエピソードはそれらを元にしているのでしょう。
当時は夢のまた夢、という感じでしたが、いよいよ実用化が目前に迫っているようで、感無量です。