▲映画マラソン 16/100 「正体」
12/27 16/100 「正体」劇場
分類 サスペンス
脚本 小寺和久、藤井道人
主演 横浜流星 助演 吉岡里帆
「正体」鑑賞してきました。
WOWOWの連ドラ版とは全くの別物、とても面白い作品になっていました。
ほぼほぼラスト、横浜流星と山田孝之が相対するシーンを横から撮ったシーン、横浜流星の首が白くて長く、
ろくろ首のようだなあ、と場違いな感想を抑えることができませんでした。
以下ネタバレ。
原作は未読なので、映画版がどのように脚色されたのか正確にわかりません。
しかし、吉岡里帆の父、田中哲司が痴漢冤罪の被告という設定は、映画版の脚色なのでしょうが、吉岡里帆の横浜流星に対する強いシンパシーの説明としてとても理解しやすかったです。
流石にそれはないんじゃないの? という釈然としないシーンがいくつもありましたが、ストーリーをテンポよく進めるためには仕方なかったのかもしれません。
横浜流星が原日出子にこだわったのは、確定した自分の裁判の再審には、新証拠が必要、だから原日出子の証言を何が何でも録音したいのだ、と私は理解しましたが、その辺、少し説明不足かな、と思いました。
同じ原作でもこれほど面白くなるのか? ドラマも映画も脚本が大切なんだと思わされた作品でした。
各劇場ほぼレイトショーのみとなっています。
「侍タイムスリッパー」ほどには鑑賞をおすすめしませんが、お暇でスケジュールが合えば是非!
すくなくとも劇場に来たことを後悔するような作品ではありません。