▲ 胸やけしそう! ディズニー実写映画「アラジン」
自由が丘大人の音楽教室の新沼健です。
「自由が丘大人の音楽教室」とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。
家人のお供で、ディズニー実写映画「アラジン」を鑑賞してきました。
名曲「A Whole New World」で有名な1992年版アニメの実写映画です。
アラジンをメナ・マスード、ランプの魔人をウィルスミスが演じています。
実はついさっきまでアラジン役を演じているのは、ボヘミアンラプソディーのラミマレックであると思っておりましたが、wikiで確認したところ、全くの別人でありました。
私にはそれほど良く似ているように思いましたが、同時に、出っ歯ではないことをとても不思議に思っていました。
さて本作は濃厚でゴージャスな映像が初めから終わりまで延々と続き、邦画を見慣れた私には胸やけしそうなほどでした。
群衆シーンでは見渡す限りのエキストラに、衣装を着せ大道具・小道具を持たせ、アラジンには常にCGの子猿が纏わり付いているなど、一体どれだけの制作費を使ったのだろうか、他人事ながら気になりました。(ちなみに、wikiによれば、$183,000,000 、日本円で約200億円という巨額な制作費だそうです。)
▲ 大魔王シャザーン
ウィルスミスのランプの魔人はとてもキャラクターがたっていて、この映画として、1番の名演で、見どころです。
ビジュアル的には子供の頃に見た「大魔王シャザーン」を彷彿させ、えらく懐かしいなあ、と感じました。
「A Whole New World」の流れるシーンも良くできていて、途中までとても良い出来の映画と思ったのですが、結局最終的には、「指輪物語」「ハリーポッター」「ナルニア国物語」、などのように、後になって思い返すと、どれがどれだかわからないようなCGまみれのエンディグになってしまいました。
お金をかけないと魅力的な映像は作れないが、じゃあ、お金をかけさえすれば面白くて印象に残る「名画」になるのかといえば果たして疑問、という命題を実現したような映画でした。