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▲秋ドラマ雑感 フジTV 「エルピス ー 希望、あるいは災い ー」
番組スタート後の4週めくらいまでは、今期一番期待していたドラマでした。
冤罪による死刑囚の再審請求は通るか!?
ちょうど冤罪弁護士・今村核氏に関する著作や、彼本人の著作を読んでいたというタイミングもあり、毎週楽しみにしておりました。
しかしながら、話が展開するにしたがい、実力政治家の介入とか、松本清張的なテイストが加わるにつれ、ストーリー展開に緻密さが欠け始め、最終的にはなんだかなあ、随分大雑把で中途半端な結末だなあ、というのが正直な感想です。
しょぼくれたオジサンの冤罪話に終止するのはテレビドラマ的に地味すぎるのかもしれませんが、個人的にはきっちりと検察を追い込む冤罪弁護士・六角精児を見てみたかったです。
長澤まさみと眞栄田郷敦はとても良かったと思いますが、鈴木亮平の役は必要あったか疑問でした。