新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

冬ドラマ初回雑感 脚本家とスタッフが一流だと清原果耶は光り輝き躍動する! TBS「ファイトソング」初回がとても面白かった

2022年01月14日 11時10分55秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲冬ドラマ初回雑感 TBS「ファイトソング」初回がとても面白かった


冬ドラマの初回が始まっているのでその雑感です。

脚本家とスタッフが一流だと、やはり、清原果耶は光り輝き躍動するのだ、そういう思いで初回を鑑賞しました。 

清原果耶がドラマ「俺の話は長い」で見せた、思春期少女の喜怒哀楽がとても生き生きと魅力的であったので、昨年の朝ドラ「おかえりモネ」には随分と期待していたのですが、「おかえりモネ」脚本家・スタッフは清原果耶の魅力を完全に消す、という信じられない方向に突っ走ってしまいました。

さて、本作の脚本家は岡田惠和という超一流のライターです。

随分と古いiPod(2代目か3代目?)を小道具としてとても上手く使っていましたし、最後の間宮祥太朗がタオルを渡すシーン、私が画面に向かって、「そこ、ハンカチじゃないの?」とツッコミを入れた瞬間、「ハンカチじゃ足りないと思って」と返すという、視聴者の反応まで計算に入れていて、一流のライターは流石に凄いなと思わされました。

清原果耶が光り輝き躍動している、次回が楽しみな当ドラマですが、唯一の不安点が菊池風磨を主要演者にキャスティングしたことです。

初回を見る限り、ライターが夏川慎吾役を菊池風磨で当て書きしたように私には見えなかったので、Jに対するなんらかの忖度が働いてのキャスティングであったとしたら、とても残念だと思いました。

とはいえ、岡田惠和にはJの山田くんを主人公に迎えた、「セミオトコ」という佳作もありましたので、第2話以降の菊池くんの奮起に期待することにします。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒澤明の全力応援団・野上照代女史の「もう一度天気待ち 監督・黒澤明とともに」読了

2022年01月11日 17時36分32秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲野上照代女史の「もう一度天気待ち 監督・黒澤明とともに」


野上照代女史の「もう一度天気待ち 監督・黒澤明とともに」を読了したのでその感想です。

「羅生門」や「七人の侍」などの作品から黒澤組スタッフとして相当数の作品にたずさわり、当時の撮影現場を生で知っている、ほぼ唯一の存命スタッフであり、黒澤明の全力応援団である野上照代女史が、主に黒澤明と三船敏郎、そして数々の黒澤作品について記した書籍です。

書籍のかなりの部分が、すでに他の書籍でも書かれているような情報でしたがこれは致し方ないでしょう。
「羅生門」や「七人の侍」など、映画に関するいろいろな書籍が何十年も前からいっぱい出ているような状況ですから。

ただ、「デルス・ウザーラ」に関する話は初めて知ったことが多く、なかなか面白かったです。

また、「赤ひげ」後の黒澤明と三船敏郎のコンビ解消に関する考察も興味深かったです。

三船敏郎からそう希望したのだと、私は長らく思い込んでいましたが、実はそうではなく、野上照代女史の考えによれば、「赤ひげ」試写後の小国英雄の三船の演技に対する感想から、黒澤がそう決断したのだろうというのです。

そういえば、随分と昔、黒澤監督の「影武者」制作発表後、三船敏郎がどんな端役でもいいから出演したい、と切望したのに対し、やってもらえる役はないよ、と確か断っていたことを思い出しました。

ただ、それは主演以外、ほとんど無名の役者を抜擢せざるを得ない「影武者」制作の厳しい懐事情からだと思っていましたが、実はそうではなかったのかもしれません。

映画監督・黒澤明については、基本的にこの一冊あれば、ほとんど知ることができるようになっています。

だがしかし、野上照代女史の黒澤作品に関する評価は、全力応援団であるだけにかなり甘々で、作品評価に納得できかねる点が少なくないのが難点ですが、黒澤映画鑑賞の手引きには最適であると思います。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糖質オフちょっとお休みの七草粥

2022年01月11日 16時19分12秒 | グルメ
▲糖質オフちょっとお休みの七草粥


家人が7日に七草粥を作ってくれました。

これも毎年のことなので、糖質オフはちょっとお休みにしました。

久々に食べるお米(粥ではありますが)はやはり美味しいですね。

今年中には目標体重まで減量し、糖質オフを卒業することを今年の目標にしようと思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お正月の一大贅沢! 人形町・今半の高級牛肉(黒毛和牛)をしゃぶしゃぶでいただきました

2022年01月10日 14時41分58秒 | グルメ
▲人形町・今半の高級牛肉(黒毛和牛)をしゃぶしゃぶでいただきました


友人より「お年賀」ということで、人形町・今半の高級牛肉(黒毛和牛)をいただきました。

見事にびっしりと、しかも均一にサシが入った、それはそれは美味しそうな牛肉のスライスでした。

年末の「朝イチ」で特集していた、美味しいしゃぶしゃぶの作り方を参考にして、いただくことにしました。

だし汁の代わりに緑茶を入れ、豆苗、長ネギ、椎茸、にんじん、エノキを入れ、鍋を温めます。

頃合いを見て、一枚づつ丁寧にラップされた黒毛和牛の熟成肉をしゃぶしゃぶしていただくと、もう、あっという間に口の中でとろけるような味わいでした。

一人当たり300グラムもあった牛肉でしたが、それこそ、あっという間に完食しました。

しゃぶしゃぶ後の濃厚なだし汁は、翌日、ビーフカレーにしていただきました。こちらも大変美味でした。











  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋ドラマ雑感 相葉くん主演でも面白いドラマは出来るのだ!テレ朝「和田家の男たち」

2022年01月10日 14時17分56秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲相葉くん主演でも面白いドラマは出来るのだ!「和田家の男たち」


視聴していた秋ドラマが全て最終回を迎えたので、秋ドラマの雑感です。

「バーテンダー」(2011年テレ朝)がとても面白く、主演していた相葉くんも役に合っていたので、役者としての相葉くんに期待すること大でしたが、それ以降出演した数々のドラマは、悉く失敗作としか思えず、私の期待を裏切るばかりでした。

しかし、本作「和田家の男たち」は、相葉くんのイメージをよく引き出した、とても面白い作品でした。

助演の父親役・佐々木蔵之介と祖父役・段田安則もそれぞれのキャラクターが引き立った好演でした。

特に祖父役・段田安則は、同時期に放映されていた朝ドラでの雉真千吉役とイメージが被り、繊維会社の社長なのか新聞社の社長だったのか、気を抜くと混乱することがありました。

ウェブライターとして日々成長してゆくという相葉くんの毎回のストーリーもなかなか面白く、父親役・佐々木蔵之介が最愛の妻を殺したのではないかと、大臣である高橋光臣を追い詰めていくという、各話に通底したストーリーも最後まで破綻せず楽しむことができました。

ただ最終回は拍子抜け感がすごく、ちょっとそれはないだろう、という結末が残念でした。

脚本はメインライターが大石静という大御所だからか、色々いじられることもなく、当初の企画通りに面白いままドラマが成立した、ということなのでしょうか?

大石静と相葉くんの組み合わせでまた別ドラマを見てみたいと思います。
なんにせよ、相葉くん主演でも面白いドラマは出来るのだ!

これを証明したことはとても喜ばしい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする