Naoの誰でもわかる!英語の話

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<再登場>「使える英語表現」(No. 9)「彼はそれに値するね」

2008-05-08 | Weblog
表現9)He deserves it.(彼はそれに値するね)

「deserve」を辞書で見ると、「~を受けるに値する[足る]」、「~の価値{かち}がある」、「~にふさわしい」(「英辞郎」より)等書いてあります。この表現、なかなか難しいですね~。なぜって?まず、日本語でもそんな表現を使う機会ってあんまりないですものね。つまり、何かの話で、誰かが何らかの事(結果、報い)を受けるだけの価値があるとか、ないとか…。そんなややこしい話をすることって、あります?
  
また、その語(deserve)は、その主語(誰)がどのような評価を受けるのかを意識して使われなければならないため、しっかりした文脈の理解がその使用の前提になる。あ、ちょっと難しい言い回しになっちゃいましたね。言い換えると、話の中で、誰が、どんな評価を受けるのが妥当かを判断し、それを表現したい気持ちにかられた時に使う表現、それが「主語+deserve+目的語」となるわけです。では、以下の会話をみてください。

(on a college campus)
Steve: Do you know that Bill got the Culture Award to go to Japan?
(ビルが文化賞をもらって日本に行くってこと知ってる?)
Tom: Yeah, I've just read the article about it in the Student Times. I wonder what he did to earn it?
(ああ、そのことはスチューデントタイムズで読んだよ。彼は一体何をしてその賞をもらったの?)
Steve: Bill helped the library with collecting a lot of used books about Japan and Japanese culture. He is a very good speaker of Japanese too.
(ビルは日本とその文化に関する中古本をたくさん集めて、図書館の手伝いをしたんだよ。彼は日本語を話すのもとても上手なんだよ。)
Tom: Oh, I didn't know that. Then he deserves the award, doesn't he?
(あ、そう。知らなかった。じゃあ、彼はその賞に値するってことだね。)
Steve: Yes, he does.
(そうだね。)

では、もう一つ。

Mary: Do you know Jim failed the history class?
(ジムが歴史のクラス、落としたの知ってる?)
Jane; Yeah. He didn't study for it at all. He deserves it.
(知ってるわ。勉強してなかったもの、全然。当然ね。)

といった具合に使います。この表現は、一度使って頭の動きを確認しないと、なかなかよく飲み込めないと思います。しっかり練習してくださいね。そう、英語の勉強は毎日コツコツと、ですよね。そうすれば…You deserve to have a good grade in English classes, don't you? All for now. Bye! Nao