表現66)I'm embarrassed. (照れちゃうな~)
何かがあって、さてどんな顔をしていいかわからない、ばつが悪い…そんな時って結構ありますよね。え?例ですか?そうですね~、例えば、電車に乗ろうと必死になって走って行って、あと一歩というところで目の前でドアがしまった時…、階段を降りている時に最後のステップを踏み外して前のめりになって倒れかけた時…、かわいい女の子を横目で見ていてガラスのドアに顔面をぶつけた時(いてっ…みじめ…)、いいスーツを着て外出し、トイレに行ってしっかり鏡を見て、「よし!」と思って外へ出たら、チャックがしまっていないことを周りの目で気づいた時(いや!)…こんなくらいでいいでしょうか?
そんなばつの悪い状況を示す形容詞が、embarrassing(エンバラシング)、ばつの悪い時が、embarrassing moment(エンバラシング モーメント)、そう感じてる自分のことを描写する言い回しが、I'm embarrassed.です。
ここで使われる動詞は、もちろんembarrass(エンバラス)ですが、これはもともと他動詞(目的語の名詞が必要な動詞)です。意味は、「(誰かを)困らせる、まごつかせる、(誰かに)恥ずかしい思いをさせる、ばつの悪い思いをさせる」というもの。もちろん、他動詞として使う場合もありますよ。
例えば、あなたの家にお友達が来ると、いつもお父さんが用事もないのに出て来て友達に会おうとする。ま、それだけならいいとして、会うといつもつまらないダジャレを言ってあなたに恥ずかしい思いをさせる(いますよね~)…そんな状況は、こう表現します。
My father always embarrasses me when he sees my friend.
(お父さんは私の友達に会うと、いつも私に恥ずかしい思いをさせるの)
この動詞(embarrass)が受け身になると、「困らせられる」「恥ずかしい思いをさせられる」「ばつの悪い思いをさせられる」となるので、その思いをする人(主語)は、「困る」「困惑する」「ばつの悪い思いをする」わけです。ですから、embarrassed は、使用上は「困る」「困惑する」「ばつの悪い思いをする」といった形容詞と思っていいです。あ、そうだ!I am tired.(疲れた)の、tired(疲れる)と同じと思えばいいです。ね、そう思えば簡単でしょ。
日本語で、「恥ずかしい(思いをする)」「困る」「ばつが悪い」あと、「赤っ恥かいた」「居心地が悪い」「穴があったら入りた~い」、ちょっといい意味だと、「どんな顔をしたらいいかわからない」「照れる~」…つまり、なんか居心地の悪い気持ちを感じた時(良きにしろ悪きにしろ)、そんな時に使う表現が、今回の表現、I’m embarrassed.というわけです。
え?説明はわかったけど、その単語が発音しにくいし、覚えられない?わかりました。では、この状況を想像してください。
あなたはアメリカ旅行中。スーパーに買い物に行って、お金を払おうとレジに並ぶ。人がいっぱい。やっと自分の番が来て、お金を払おうと財布を出し、「あ、そうだ。小銭もいっぱいあったな」と小銭のポケットを開く。ところがアメリカに来たばかりだったので、その中には日本円のコインばかり…。「いけね、円ばっかりや」と思った瞬間、重みでコインがバラバラと床に落ちる。「あ!」と思う間もなく、コインはそこら中に散らばり、レジ待ちの人達の間を転がり回る。
その時、顔を赤くしたあなたは思うのです。「いや、どうしよう。困ったな~。円(エン)をばらし(バラシ)ちゃった。恥ずかしい…」そう、エンをバラシしている(ing)から恥ずかしい…エン(円)バラシング(ing)なのです。これで覚えられるかな?( I'm so embarrassed.)
ということで(?)、今回は日本語の感覚からは出てきにくい、でも、日常会話ではよく使われる「いやだ、ばつが悪いわ」(誰?)を意味する表現、I'm embarrassed. のお話でした。では、その使い方の短い一例をどうぞ。Here you go!
(Nao enters the room)
Nao: Hello, anybody here? おかしいなあ~、誰もいないのかな~。
(ハロー、誰かいる?)
Jill and others: Happy Birthday, Nao! Yeah! Yeah!
(お誕生日おめでとう、ナオ!イェーイ、イェーイ)
Nao: Wow. What is this? Thanks, guys. I'm embarrassed.
(いやいや。なに、これ?ありがとう、みんな。照れちゃうな~)
Jill: Here is your cake, Nao. Blow the candles.
(はい、ケーキよ、ナオ。ろうそくを消して)
Nao: Okay, but…you put all the candles?
(わかった。けどさ…ろうそく、全部置いたの?)
Jill: There is not much space left. But, yeah.
(いっぱい、いっぱいなんだけど。でもね、そうしちゃった)
Nao: It's embarrassing.
(もういや)
ん~、ある程度になると、ケーキに置くろうそくの数も考えてほしいですよね。そのままの数置いちゃったら、ケーキが火事になっちゃいますもんね。その様子こそ、so embarrassing(いやになっちゃう)でしょ。しかも、そんな時に誰かが言うんですよね、「ハイ、チーズ!」てね。その写真、How embarrassing! では、今回はこの辺で。(明るく)Good-bye! …. Nao
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何かがあって、さてどんな顔をしていいかわからない、ばつが悪い…そんな時って結構ありますよね。え?例ですか?そうですね~、例えば、電車に乗ろうと必死になって走って行って、あと一歩というところで目の前でドアがしまった時…、階段を降りている時に最後のステップを踏み外して前のめりになって倒れかけた時…、かわいい女の子を横目で見ていてガラスのドアに顔面をぶつけた時(いてっ…みじめ…)、いいスーツを着て外出し、トイレに行ってしっかり鏡を見て、「よし!」と思って外へ出たら、チャックがしまっていないことを周りの目で気づいた時(いや!)…こんなくらいでいいでしょうか?
そんなばつの悪い状況を示す形容詞が、embarrassing(エンバラシング)、ばつの悪い時が、embarrassing moment(エンバラシング モーメント)、そう感じてる自分のことを描写する言い回しが、I'm embarrassed.です。
ここで使われる動詞は、もちろんembarrass(エンバラス)ですが、これはもともと他動詞(目的語の名詞が必要な動詞)です。意味は、「(誰かを)困らせる、まごつかせる、(誰かに)恥ずかしい思いをさせる、ばつの悪い思いをさせる」というもの。もちろん、他動詞として使う場合もありますよ。
例えば、あなたの家にお友達が来ると、いつもお父さんが用事もないのに出て来て友達に会おうとする。ま、それだけならいいとして、会うといつもつまらないダジャレを言ってあなたに恥ずかしい思いをさせる(いますよね~)…そんな状況は、こう表現します。
My father always embarrasses me when he sees my friend.
(お父さんは私の友達に会うと、いつも私に恥ずかしい思いをさせるの)
この動詞(embarrass)が受け身になると、「困らせられる」「恥ずかしい思いをさせられる」「ばつの悪い思いをさせられる」となるので、その思いをする人(主語)は、「困る」「困惑する」「ばつの悪い思いをする」わけです。ですから、embarrassed は、使用上は「困る」「困惑する」「ばつの悪い思いをする」といった形容詞と思っていいです。あ、そうだ!I am tired.(疲れた)の、tired(疲れる)と同じと思えばいいです。ね、そう思えば簡単でしょ。
日本語で、「恥ずかしい(思いをする)」「困る」「ばつが悪い」あと、「赤っ恥かいた」「居心地が悪い」「穴があったら入りた~い」、ちょっといい意味だと、「どんな顔をしたらいいかわからない」「照れる~」…つまり、なんか居心地の悪い気持ちを感じた時(良きにしろ悪きにしろ)、そんな時に使う表現が、今回の表現、I’m embarrassed.というわけです。
え?説明はわかったけど、その単語が発音しにくいし、覚えられない?わかりました。では、この状況を想像してください。
あなたはアメリカ旅行中。スーパーに買い物に行って、お金を払おうとレジに並ぶ。人がいっぱい。やっと自分の番が来て、お金を払おうと財布を出し、「あ、そうだ。小銭もいっぱいあったな」と小銭のポケットを開く。ところがアメリカに来たばかりだったので、その中には日本円のコインばかり…。「いけね、円ばっかりや」と思った瞬間、重みでコインがバラバラと床に落ちる。「あ!」と思う間もなく、コインはそこら中に散らばり、レジ待ちの人達の間を転がり回る。
その時、顔を赤くしたあなたは思うのです。「いや、どうしよう。困ったな~。円(エン)をばらし(バラシ)ちゃった。恥ずかしい…」そう、エンをバラシしている(ing)から恥ずかしい…エン(円)バラシング(ing)なのです。これで覚えられるかな?( I'm so embarrassed.)
ということで(?)、今回は日本語の感覚からは出てきにくい、でも、日常会話ではよく使われる「いやだ、ばつが悪いわ」(誰?)を意味する表現、I'm embarrassed. のお話でした。では、その使い方の短い一例をどうぞ。Here you go!
(Nao enters the room)
Nao: Hello, anybody here? おかしいなあ~、誰もいないのかな~。
(ハロー、誰かいる?)
Jill and others: Happy Birthday, Nao! Yeah! Yeah!
(お誕生日おめでとう、ナオ!イェーイ、イェーイ)
Nao: Wow. What is this? Thanks, guys. I'm embarrassed.
(いやいや。なに、これ?ありがとう、みんな。照れちゃうな~)
Jill: Here is your cake, Nao. Blow the candles.
(はい、ケーキよ、ナオ。ろうそくを消して)
Nao: Okay, but…you put all the candles?
(わかった。けどさ…ろうそく、全部置いたの?)
Jill: There is not much space left. But, yeah.
(いっぱい、いっぱいなんだけど。でもね、そうしちゃった)
Nao: It's embarrassing.
(もういや)
ん~、ある程度になると、ケーキに置くろうそくの数も考えてほしいですよね。そのままの数置いちゃったら、ケーキが火事になっちゃいますもんね。その様子こそ、so embarrassing(いやになっちゃう)でしょ。しかも、そんな時に誰かが言うんですよね、「ハイ、チーズ!」てね。その写真、How embarrassing! では、今回はこの辺で。(明るく)Good-bye! …. Nao