今日、汁のない担々麺というのをいただきました。味は適度に辛くて濃い味でまあまあというところ。どちらかといえば私は汁のあるほうが好きだということも分かりましたが。。
そのとき店員さんに「パクチー」もいるかと訪ねられました。なにかわからないけれど香辛料のようだ、香辛料なら美味しいに違いないと思い、「いります」と伝えました。そして「パクチー」という名で紹介されたのが、みつばみたいなごくごく普通のみかけの野菜(リンク参照)。なんだ、これなら楽勝で食べれそう、美味しいかもしれない、と思っていたのですが一口入れたとたん
やってまいりました、独特の強烈なにおいが~(汗)
君だったのか、タイ料理などのエスニック料理にときどき参入し、好き嫌いがなかったはずの私をすさまじいにおいでさんざん困らせ続けてくれたのは。
みかけはみつばのごとく繊細なのですが、におい、ではなく香りはカメムシにも例えたくなるような強烈なものでした。忘れることのできないものであります。
その結果ついに、嫌いな食べ物リストの新メンバーとして「パクチー」が加わってしまいました。「パクチー」好きな人にはたまらないほど支持されているそうですね。なにしろタイ料理をはじめとしたあの独特なかおりの根源ですからね。エスニック料理の代名詞的な位置を占めていなくもないです。しかしエスニック料理の悪の正体が分かったのですっきりしました。突き止めたところで次は慣れていくことでしょうか。しかし私にとって、カメムシ草ではなくて「パクチー」への慣れと苦手克服にはかなり時間がかかるでしょう。しかしそういうものを料理にかならず入れる東南アジアの人たちは子供のときからそういうものに慣れているのでしょうね。見事なことです。
ちなみに「パクチー」は「コリアンダー」のことでもあります(リンク参照)。カレーによく入っている「コリアンダー」の正体はあのカメムシ草、ではなくて「パクチー」だったのですね。あんなに好きなカレーにも必ずといっていいほど「パクチー」が入っていたという事実にも衝撃を受けました。また「パクチー」は「香菜」とも呼ばれています。みかけは普通っぽい雰囲気で袋におさまったりしています。ますます紛らわしいですね。「香草」は青梗菜とともに中国から入ってきたそうですが、癖の強かった「香菜」は日本ではすぐには受け入れられず、エスニック料理で使われる香味野菜「パクチー」として別ルートから受け入れられるようになりました。
「パクチー」、一度召し上がってみてください。タイ料理などにでてくるあの香りの正体ですから。私は苦手ですが好きな方もいらっしゃると思います。なんと専門店や銀行さらには検定もあるようですしね(私は行かないよ)。愛されていますね。どちらにしても「パクチー」を意識することによって自分の味覚の広がりが感じられるような気がします。「パクチー」、納豆に負けず劣らず話題の種になりそうです。
リストのコンソレーションで、1番と同じくゆったりとした讃美歌風の曲が4番です。
マリー・ダグー伯爵夫人と別れたのち、ロシアに演奏旅行をしたリストは、カロリーネ・ヴィットゲン伯爵夫人と知り合い、恋に落ちました。まわりから認められる恋でなかったこの恋を、ワイマール大公妃マリア・パヴローヴナは理解を示しました。リストはそんな彼女に感謝の気持ちをこめてコンソレーションを作曲し、ワイマール大公妃マリア・パヴローヴナに献呈しました。それがコンソレーションの生い立ちです。(PTNAピアノ曲事典より)
そしてこの4番、実はリストのコンソレーション作曲上では重要な位置を占めていました。リストがこの曲を献呈したワイマール大公妃の作曲したテーマが用いられているのです。最初の3小節がそのテーマでしょうか。落ち着いた雰囲気のテーマです。
ホロヴィッツさんの名演がYoutubeに入っています。
Edith Faraudiさんの演奏もあります。こちらはさらりとしています。
ただです
ワイマール大公妃やリストには失礼なうえに、またこじつけが始まっているのですが、この曲、一部がどことなく
ベートーヴェンの熱情第2楽章
や
シューマンのクライスレリアーナ第6曲
や
ドヴォルザークの交響曲第9番(新世界)第4楽章(のこのカラヤン指揮のベルリンオケでは2分21秒あたり)
に
似ているような気がします。
そして他にもコンソレーション4番に似ている曲がありそうな気がしてならないのは単なる気のせいでしょうか?
日光の中禅寺湖湖畔には、明治中頃から昭和初期にかけて各国の大使館をはじめとし、多くの外国人別荘が建てられました。昭和3年にイタリア大使館の別荘として建てられ、平成9年まで歴代のイタリア大使によって使用されていたイタリア大使館の別荘が一般公開されています。建具、家具などできるだけ再利用して復元し、とても美しい建物となっています。(パンフレットを参考にしました)駐車場から少し歩くのですが、湖が見える並木の遊歩道は情緒にあふれています。中に入ると係員の方が親切に案内してくださるうえに、中禅寺湖の美しい風景を楽しむことができます。家具も写真にあるように色彩豊か。夢のような書斎と寝室です。写真には写っていませんがキッチンもイタリアのような楽しい雰囲気です。かつてここを拠点にマス釣り、ヨット、和船のレースなどのイベントが行われました。副邸では1920年代に録画された当時のフィルムも放送されていて見ごたえがありました。
この邸宅の、中禅寺湖を望む縁側のソファに座っていたら時を忘れそうです。真ん中の写真が縁側からの中禅寺湖です。