いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

フランク ヴァイオリンソナタ 

2011年09月21日 | ピアノ・音楽

 フランクのヴァイオリンソナタは、多くの方がちょっと聴いただけで、聴いたことがあると膝を打つ曲です。フランスのヴァイオリンソナタの最高傑作だとWikipediaに書いてありましたが、まさにその通りでしょう。

 

 特に第1楽章と第4楽章が有名なのではないでしょうか。第4楽章の華々しいテーマは、大きなものを乗り越えたあとの歓びです。幻想的な雰囲気で移調を繰り返しながらのぼりつめ、激しくぶつかりあう中間部でははらはらせざるにはいられません。

 

 今回は第4楽章に限り、ひたすらyoutubeのリンクを張ることにします。

 

フランク作曲 ヴァイオリンソナタ第4楽章 ヴァイオリン:クリスチャン・フェラス、ピアノ:分からないです

 

フランク作曲 ヴァイオリンソナタ第4楽章 ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン、 ピアノ:分からないです

 

フランク作曲 ヴァイオリンソナタ第4楽章 ヴァイオリン:レーピン、ピアノ:ルガンスキー

 

フランク作曲 ヴァイオリンソナタ第4楽章 ヴァイオリン:Chien Wen Liang、ピアノ:分からないです

 

フランク作曲 ヴァイオリンソナタ第4楽章 ヴァイオリン:竹澤恭子 ピアノ:分からないです

 

フランク作曲 ヴァイオリンソナタ第4楽章 チェロ:デュプレ ピアノ:バレンボイム (低音バージョンもいいものです)

 

 まだ全部は聴けていないので、これからじっくり聴いていきます~。最初に紹介したクリスチャン・フェラスは古い録音だと思いますが、とても素敵です。

 

 ちなみに私がこの曲のタイトルを知ったきっかけは、アルゲリッチの室内楽CDでした。8枚で2,000円というお得な価格でした。私は今までアルゲリッチをあまり聴いてこなかったのでいいチャンスでした。彼女の演奏を聴くと生き生きできそうです。

 

 フランクはそこまで有名な作曲家とはいえないかもしれませんが、私の出会った彼の曲は好きな曲ばかり。素晴らしい作曲家だと思います。


曲名判明 

2011年09月20日 | ピアノ・音楽

  連投すみませんm(_ _)m
  先日く○ざわ書店でかかっていたお気に入りの曲のうちのスカルラッティの曲のように思えた一曲が判明。マニアックな曲ではありませんでした。ベートーヴェン作曲のヴァイオリンソナタ第9番クロイツェルの第2楽章でした。(有名な曲だったのですね(汗))アルゲリッチのピアノの室内楽CDの最初に載っていました。高いところから弾みながらお互い掛け合って徐々に降りていくところがいいです。

 それにしてもこの曲のピアノ伴奏をしたいなどとは。。。いきなり身の程知らずな話でした。名手たちの演奏だからこのように美しいのですね。


 クレーメルのヴァイオリン、アルゲリッチのピアノによる、ベートーヴェン作曲のヴァイオリンソナタ第9番の第2楽章です。長いので2つに分かれています。




 


歌のまとめと

2011年09月20日 | ピアノ・音楽

 今日は歌の一区切りの日でした。楽しいながらも、このところ、ちょっとまんねり化しつつあったのですが、あとで前に出て歌うからにはそういうわけにはいきません。出だしの調子がちょっと悪かったものの、「夏は来ぬ」あたりから遅ればせながらだんだん調子が戻ってきました。
 終わり近くになって前に出て好きな歌を歌うことになりました。速い歌を歌うように勧められ、歌っているうちに乗ってきました。そして結局前回の一区切りと同じぐらい歌えました。楽しかったです。


 次の期間も歌を習い続けるか、少し迷ったのですが、続けることにしました。

 その後ランチ。仲間と楽器の話をしていたら、いつの間にかリコーダーをやろうということになりました。リコーダーは久しぶりですが、楽しみになってきました。大切なのは「精神力」、そして「やらないのよりはやったほうがいい」と言ってくれる方たちに励まされています。


突然

2011年09月20日 | ピアノ・音楽

 今、私にしては、多くの曲を練習しているような気がします。12月に弾く予定のリストの季節の曲の譜読みも始めました。自分にはできないと思っていましたが、がんばればできそう。弾いているうちにだんだん弾けるようになっていくでしょう。意外に大変なのがハイドン。できたと思ったところもちょっとでも油断するとがたがきます。ごまかしがきかなそうです。


 そういう状態なのに(いや、だからこそ?)、突然他の曲が弾きたくなりました。そしてはじめだけ譜読みしました。スクリャービンの曲です。その気になって練習したら弾けるようになるかもしれない、と一瞬思いましたが、まだちゃんと練習していません。


 実は先日のくまざわ書店でかかっていたような曲も弾きたくなっていました。実はああいうところで流れている曲って、有線放送なんですね(友人からの情報)。そして有線のサイトを覗いてみたら、聴いたことのない作曲家の、みたこともない題の曲が多いです。ごくごく普通の美しいクラシック音楽なのですが、実はマニアックな曲だったとは。でもあれらの曲、とてもマニアックには思えないです。それなのにCDも楽譜もyoutubeもありそうでないなんて。。。すごすぎる~。


 今は目下のハイドンとリストからちゃんと練習しよう、ということでした。


東北展

2011年09月20日 | 日記

 どきどきしながらでかけたデパートの東北展、ものすごい人だった。味噌、魚介類、かまぼこ、こんにゃく、ウインナー、野菜、お菓子、鉄道の模型などがところせましと売られていた。石巻の笹かまぼこ屋さんの前にはものすごい人が並んでいた。津波で壊れた工場が8月に再開したばかりのその店では、いかや紅しょうがの入った小さなかまぼこ、店の名前のついたあげかまぼこ、特上笹かまぼこ(いわゆる普通の笹かまぼこ)が売られていたので私もかまぼこを籠に入れて並んだ。そうなるとは全く思っていなかったのに、並んでいたら涙が出そうになった。会場に来た人たち、私たちの想像が及ばないぐらい、大変だっただろう、と。並んでいたお客さんの中には、震災後直接工場に出向いたという人もいたそうだ。


く〇ざわ書店

2011年09月19日 | ピアノ・音楽

 昨日は調律をしていただきました。私は音程のことはよく分からないのですが、びよ~んとしてだらけた音が、求心力としまりのある音に変わりました。すなわち音程がしっかりした、ということなのだそうです。よく弾かれていますが、除湿をしっかりやりましょう、ということでした。部屋にいないときもできるだけ、とのこと。電気代がもったいないのでいないときはやらないでいたのですが・・・基準を作ったらいいかもしれませんね。ある日ふとみたら70を超えていたことがあり、驚いて除湿したことがありました。これからもしばらく湿度が高い日が続きそうなので要注意ですね。


 喫茶店や書店で、素敵な曲がかかっていてうれしくなることはありませんか?先日はスターバックスでそのようなことがあり、ハイドンだとわかりました。そして昨日は横浜みなとみらいランドマークタワー5階のくまざわ書店で、ピアノ曲とヴァイオリン曲がかかっていました。ピアノ曲は近代フランスっぽく、ヴァイオリン曲はスカルラッティがかっていたような気がしましたが、本当の作曲者もタイトルもまったく分かりませんでした。しかしまさに心の琴線に触れる曲で、ずっとそのまま流れていたらいいのに、と思いました。もし曲目が分かって楽譜があったら弾きたい、と思えるぐらい気に入りました。店員さんに「さきほど流れていた曲はなんという曲ですか?」と尋ねたくなるぐらい。そういえば1年以上前、そして数か月前にくまざわ書店に行った時もそういう曲に出会いました。そしてそのときも作曲者や曲目が分からずじまいでした。1年以上前は、今の職場につく前だったので、一瞬くまざわ書店に履歴書を出そうかと思ったぐらいです。いつも聴いていたら、飽きがくるのかもしれませんが。みなとみらいのくまざわ書店は、本を探すとともに音楽を聴きに行く書店だと思いました(笑)。


レジス・パスキエ&池田珠代 「祝祭と音楽シリーズ」

2011年09月17日 | ピアノ・音楽

 昨日はヴァイオリンとピアノの演奏会に行ってきました。ヴァイオリンはレジス・パスキエ氏、ピアノは池田珠代さんでした。ヴァイオリンのソロリサイタルは初めて、知っている曲もないまま出かけました。しかも私にはあまりなじみのないフランスもの。でも未知であるからこそ却って楽しめることもあるのではと思いながら行きました。


 そしてしっかり楽しめました。特に後半がすばらしかったです!


 曲目は


フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13


ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタト短調


休憩


ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタト長調


サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75


アンコール


ラヴェル:ハバネラ


 フォーレはさりげなく、次第に水がわきでるような雰囲気からはじまりました。情熱的なのですが、そこはフォーレ。レクイエムや弦楽四重奏五重奏と共通した、泉が天にのぼるような独特の雰囲気の和声が登場。彼は次第に和声をはじめ音楽を科学するようになり、実験的で少し理解しにくい曲を作るようになってきたといいます。このヴァイオリンソナタは彼が31歳、比較的若いときに作られた曲ですが、それでも聴くのにちょっと頭を使いました。ちなみにフォーレの先生はサン=サーンス、またラヴェルはフォーレを先生としたということを初めて知りました。


 ドビュッシーとヴァイオリン、意外な組み合わせな気がします。しかしドビュッシーはヴァイオリンが大好きでした。だからこそ曲を作るのにも苦しんだようです。このドビュッシーのヴァイオリン・ソナタは晩年に作られたものですが、フォーレに負けじおとらじ独特な雰囲気にあふれた曲&演奏でした。パスキエ氏の話によると、彼の一番の師はインスピレーション、そして自然だったらしく、もっとも革命的な路線を歩んだのでは、と言うことでした。病で苦しんでいる時期に作られた曲でしたが、さすが実験的な響きも多く、さすがドビュッシーは天才だと感じた次第です。


 前半は、どたばたした状態で会場入り、そしてあまりなじみがなくて、頭を使いそうなフランスものだったというのもあり、すごい、けれどもついていくのは労力がいりそう、という感じがしました。


 そして後半。ヴァイオリンの響きが非常にのびやかになったような気がしました。ピアノとの響きも前半よりも溶け合ってきました。パスキエ氏の使用しているヴァイオリンは1734年製のグァルネリ・デル・ジュスの「クレモナ」という貴重なヴァイオリンということですが、そのすばらしいヴァイオリンの機能をパスキエ氏はフル活用していました。


 ラヴェルのヴァイオリンソナタト長調。これはすごかったです。個性の強い暴れん坊たちをしっかりとまとめていました。第1楽章はピアノが美しく入った後、なめらかで美しいヴァイオリンが入り、ゆったりとした雰囲気で曲が流れていました。すごいのは音が少なく、無駄な音符がないこと生きていました。(ラヴェル自身、この曲を作る上で無駄な音符を削るのに労力がいったと述べているようです)第2楽章「ブルース」には驚きました。バンジョーかギターの爪弾きをまねたと言われるピチカートではじまり、リズム感&生命力のあふれたブルースが会場全体に響き渡りました。弓と弦をノリノリで力強く動かしていて、体の奥底からエネルギーが湧き出てくるようでした。お互いのびやかに演奏しているようでしたがしっかりかけあっていました。当時流行の最先端だったアメリカの黒人音楽に夢中になっていたラヴェルの思いが伝わってきました。そして第3楽章「無窮動」はタイトル通り動き続ける曲でした。素早くそして絶え間なく続く16分音符、弦も弓もフル稼働、まったく乱れることなく、どんどん美しく盛り上がっていきました。大柄なパスキエ氏のエネルギッシュな弓捌きにはただただため息が。それを支える池田さんのピアノも見事でした。


 最後はサン=サーンスのヴァイオリンソナタ第1番。これらの曲の中でもっとも私には楽になじみやすいだろうと予測していたのですが、その予測は当たりました。ベートーヴェンを尊敬していたサン=サーンス、フランスの作曲家とはいえ古典的な要素が多かったので。弱音の開始からどきどき、華やかでロマンチックな旋律が流れてきてわくわく。音の抑揚も大きく滑らか、そして豊か。美しく感動的な演奏でした。パスキエ氏のヴァイオリンの流れ出る音、絞り出す音、弾かれる音、包み込む音、舞い降りる音に圧倒されました。単旋律の楽器は譜面だけみたら単純そうに思えるのですが、一つ一つの音の情報量の多さ、密度の濃さ、自由さ、凝縮度は鍵盤楽器の比ではないように感じました。ヴァイオリンが複旋律だったり楽譜が2段だったりしたら演奏者も聴き手もヘトヘトでたまらなかったのではという気が。うまくできていると感じました。


 アンコールのハバネラの余韻がまたまたたまりませんでした。


 ヴァイオリンのことも曲のことも分からないまま、友人の紹介で弾みに近いような雰囲気ででかけた演奏会だったのですが、演奏もすばらしく、パスキエさんの話も楽しかったです。あのような場で落ち着いて譜めくりしていた友人のお嬢さんも立派でした。指揮者の大友直人氏がいらしたのにも驚きました。行ってよかったです。お粗末な感想で申し訳ないのですが、とてもいいものを聴かせていただきました♪


振動からできているもの

2011年09月16日 | 読書

 野村順一氏の『色の秘密』という本によると、古代の賢者も現在の科学者も、存在するものは必ず振動している、という点で見解が一致していて、振動は力ないしエネルギー活動の結果であると述べられている。

 そして光と音も波であり、振動に他ならないとあった。

 音は低い振動(102~10)で、それより高くなると電気(109)、熱(1012~1014)となる。そして音の何オクターブかの上に光と色彩(1014~1016)の振動があるという。色彩の領域は、最も低い赤(1秒間に458兆の振動)から紫(1秒間に789兆の振動)に及んでいる。そして紫の上には、もはや目に見えない紫外線、X線(1018)があるという。

 別次元のものに思えていた音と光とが、振動という同列のものに並んでいる、という事実は、衝撃的な話だと思った。

 ちなみにドレミの音階が色彩でとらえられるという話もあり、色彩共感覚と呼ばれている。ドは赤、♭レは紫、レはすみれ色、♭ミは淡い青、ミは黄金色、ファはピンク、♯ファは緑青、♭ソは濃い緑青、ソは明るい青色、ラは冷たい黄色、♭シは橙、シは鮮明な銅色だという。ちなみに私はミが緑に、ファが橙、ラがピンクに思えてしまったのですが・・・。

 そして高い音調は明色(ある色に白が加わってできる色)、低い音調は暗色(ある色に黒が加わってできる色)に傾斜するそうだ。

 

 ちなみに香りや味覚は振動という同列のものにはおさまりきらない。そのため、電子機器による直接的な伝達が難しいのだろうとも思ったが。


入力

2011年09月16日 | 日記

 今の仕事には、入力作業というのが少しある。その入力作業がピアノを弾いているみたいで気持ちがいい。入力元データが楽譜でキーボードが鍵盤。この入力をピアノの打鍵コントロールを鍛えることにも生かせたら、とふと思う。跳躍や三度というのがないのがちょっと残念。あるほうが変なのだけど。


 ちなみにそのデータには非常に難解な漢字も含まれている。そこで活躍するのがIME手書きパッド。このパッド、本当にかしこいと思う。マウスで書いた汚い字でもちゃんとこの字だろうと判断して選択肢の中に入ってくれるのだから。今は当たり前のように使っているが、十数年前のことを考えてみたら夢のような話だ。


 しかもマウスパッドでやっていたようなことが、今は指だけでできるようになっているのだからますますすごい。二、三次元の世界における情報機器の認識面、入力面、出力面の利便性、精密さの進歩には本当に驚かされるばかりだ。


 一方そうなればなるほど、地に足がついた、泥臭い感覚が貴重にも思える。たとえば字をちゃんと書くこともかけがえのないことに思えてくる。なかなか字を書く機会は持てないけれど、一日一字は紙に書くようにしたい、と思うこのごろ。ひとまず家計簿に感謝。


目隠し弦楽器

2011年09月13日 | ピアノ・音楽

 ヴァイオリンとヴィオラによるドボルザークの歌曲集のジプシーの歌 (Cigánské melodie)から『我が母の教えたもう歌』です。非常に美しい演奏ですが、印象的なのはそれだけではありません。この忘れられないお姿。フクメンアレンジ、ということだから本当に目隠ししているようです。

 ピアノではなかなかこのようなことはできませんが、弦楽器ではなんとこのようなことができるのですね。弦楽器は動きを目(視覚)ではなく耳(聴覚)、肌(触覚)、および体全体の距離感で覚えなければならないところも多そうなので、このようなことも可能なのかもしれない、と思えたしだいです。