いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

練習記録 謎つき

2014-10-05 | ピアノ、音楽

 本ブログ、時々練習記録も書いていきます。自分が感じたことが主です。あまり分かりやすいように書けていないと思います。申し訳ないです。

 ただいま練習中の楽興の時第4番。楽譜を見てみたら高音部譜表(右手)の声部は途中から複数に分かれているのが分かります。最初から、というよりも、途中からみたいな感じです。たとえば8小節目、上段の上部に四分休符があります。この休符から、右手は図で表したような声部に分かれているのが分かります。赤の全音符の所、本当は伸ばすのが正解なのですが本当に伸ばすのは大変だからペダルと音色で調節するとよさそうに思いました。その上にある16分音符との弾き分けが大切なんだと感じました。

 そして曲がもっと進み、第一部の終了部でしょうかかっこいいところがあります。彼女の音源で言うと35秒からの部分。

下の楽譜で言うと15小節目から。高音部譜表部分については声部毎に色分けしたのですが、ちょっと不思議に感じたことがありました。15小節目から声部が増えて細分化、赤青ピンクの声部に分かれるように思えます。ピンクの声部の八分音符がその増えた声部。大切な呼びかけ部分。そのピンクの呼びかけ声部前半の17小節目までは右手も左手も同じ長さの八分音符なのですが、後半の18~20小節目の右手、点線の部分はなぜか十六分音符のまま。考えてみたら不思議です。

  

 18小節目からディミヌエンドが始まっているからそれまでとの対比も兼ねてそのようにしているとも考えられそうですが、左手は八分音符のままなんですね。ここで感じたこと、twitterにも書いたのですが右手はそれまでがオクターブになっているので和らげるためなのではとおっしゃって下さった方がいました。確かにそのようにも思えます。それにしてもラフマニノフ、どうしてそのようにされたのだろうなと思います。

 ちなみに実際の演奏では、18小節目からも点線で囲んだ部分は目立つように演奏しているものが多いです。

 それ以前に、高音部譜表部分がくっきりと声部に分かれていることが分かった今、赤で囲んだ声部だけを取り出して練習しました。そうしたら曲で歌いたいところがくっきりと見えてきました!ショパンの練習曲「革命」に似ているような気がしてきました。それにしてもこのこと、もっと早くから気づいておくべきでした(^^ゞ ついつい速く動かすところとかっこよさそうな雰囲気にとらわれがちだったのですが。。。

  

最後に先ほど紹介した音源のピアニストさんはリーリャ・ジルベルシュテインさん、旧ソ連出身のドイツのピアニストさんです。彼女の演奏、確かに音符の長さこと、音価についてはちょっと短く聴こえるところもありましたが、誠実でスケールが大きな演奏に思えました。