いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

だつりょく その他

2015-06-16 | ピアノ、音楽

 「脱力」という言葉をgoo辞書で調べてみました。

 (スル)からだから力が抜けて、ぐったりしてしまうこと。また、意欲・気力が衰えること。気持ちの張りがなくなること。「―感」「下肢―」「頓珍漢な受け答えに―する」

 あまりよくない意味で使われているようです。

 しかしピアノを弾くうえではこの「脱力」という言葉はとてもよい意味で使われます。「脱力」ができるとどんなに長時間演奏しても疲れないし、音はよく響き美しい演奏になると言われています。力を抜くとこんなによいことがあるなんて、まるで魔法かと思います。しかしその「脱力」というのができるようになるにはものすごい工夫と努力がいるようです。ピアノ教室でも私が子供のころは脱力の「だ」も話題になったことはありませんでしたが、今はピアノ演奏の話になるとたちまちこの「だつりょく」という言葉が話題になります。

 そして脱力関係のサイトを少し探してみたところ、面白い記事を見つけました。拳を作って目の前の鍵盤 (黒鍵がやりやすい)に向かって小指側を下にして腕の重さを乗せるように拳をストンとおろすとよい、と。そこでやってみました、そうしたら本当に響く大きな音が出ました。拳は指一本よりも重いので、鍵盤を動かす質量も大きいです。そのため大きな音が出やすいとのこと。体の大きな人や指の肉付きのよいピアニストが豊かな響きを出しやすいのはもっともだったのかもしれません。また、指も一本だけではなく二本三本で同じ音を弾くと豊かな響きになりやすいとのこと。

 というわけでこれからは拳を使ってピアノを弾きたい、そうしたい、そうしよう、と行けたらよいのですがそれでは曲が弾けません。というわけで指一本でいかに脱力できた音をだすことができるかが大切になってくるのですが。。。しっかり追求しましょう、ということですね。

 今日はレッスンでした。脱力とトリルのことで頭がいっぱいだったのですが、周辺事項でしかも根幹的なことについて指摘がありました。どうも弾いているうちによからぬ癖がどんどんついてしまっていたみたい。しばらく再びゆっくり分解練習です。

 


トリル 祈るように

2015-06-16 | ピアノ、音楽

 ただいま練習中のハイドン作曲のソナタ、譜面だけ見たらあまり難しくなさそうに見えるのですが、実際に自然に美しく聴こえるように弾こうとしたら工夫がいります。

 そして目下一番苦心しているところがトリル。第1楽章、第2楽章ともなんともいえず入りにくいところがあるのです。そこでいかにしてうまく入り、短すぎず粒がきれいで力みのないトリルを弾けるようになるか、というのが最も気になる部分の一つです。

 第2楽章の出だし。入り方で苦心しているトリルを〇で囲みました。

 3小節目はその直前の「ラ」、5小節目は「レ」、10小節目は「ラ」を弾き終わった瞬間が大切、そこで構えるのがベスト。そして構えた後は一気にトリルに向かいたいです。祈るような気分で弾きそうなのですが、それが伝わらないように。。。


モーツァルト作曲グリーグ編曲 ピアノソナタKV545二台ピアノ版

2015-06-16 | ピアノ、音楽

 昨日6月15日はグリーグの誕生日。

 グリーグは作曲だけではなく指揮者、そして編曲者としても活躍しました。そしてグリーグ、なんとあの有名なモーツァルト作曲のピアノソナタKV545も二台ピアノバージョンに編曲していたのですね♪twitterで聴いていた方がいたので改めて聴いてみようと思いました。この二台ピアノバージョン、昨年ピアノの先生が二台ピアノで披露されていたのを思い出しました。

 リヒテルとレオンスカヤによる演奏、第1楽章と第2楽章を貼り付けます。第2楽章の編曲はどんどん神聖、重厚な雰囲気になって敬虔な気持ちになりそうでした。

 第1楽章

 

 

 第2楽章

 

 

 ちなみに第1楽章で、一人二役が多重録音している動画もありました。見事でした!そしてプリモ(モーツァルトの原曲 )、セコンド (グリーグの編曲 )も分かりますね。

 第1楽章一人二役多重録音

 

 セコンドのグリーグの編曲部分はピアノ以外の楽器で合奏しても面白いのではという意見を出された方がいましたが確かにそうかもしれませんね。

 今度もし二台ピアノを弾く機会があったらこの曲も候補、かな。