いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

定番ピアニストが・・・

2017-03-09 | ピアノ、音楽

 聴くのも弾くのも大好きなピアノ、しかし聴く方については、ピアニストの名前にこだわらずに聴いてきた期間が長くて、演奏者に対して無知な気がするというコンプレックスがあった。そして作曲家とピアニストとの関係も一対一だった期間が長かった気がする。バッハはグールド、ショパンはルービンシュタインとホロヴィッツとツィメルマンとルイサダとカツァリス(しかし幻想即興曲は遠藤郁子さん)、モーツァルトは内田光子と時々ピリス、べートーヴェンは友達に録音してもらったバレンボイム、シューマンとシューベルトはブレンデル、ブラームスはルプー、そんな状態だったかな。ショパンについてはもっと昔のピアニストの演奏を追求したこともあったけれど、どちらかといえば演奏者の聴き比べをしてきたほうではないと思う。しかし、しか~し、実際にある曲に真摯に向き合おうと思えば思うほど、ピアニストたちが実際にどのような演奏をしてきたかということを追求したくなり始め、同一の曲でも色々な演奏家の演奏を聴いてみたいと思うようになってきた。とはいえ、それを実行してきたのは時間と予算の関係上実際に自分が演奏した曲や周辺の曲のみだった。それが今は、Youtubeには多くの演奏家たちの演奏がアップされているし、メディアやネット上でも行き渡っているし、聴こうと思ったら幅広い範囲の曲を聴けるようになっている。またコンクールもネット上で配信されるようになり、お気に入りの演奏をする方に出逢えて嬉しい気持ちになったり。それとともに某SNSを通して、新たなピアニストを沢山知ることが出来たし、私もピアニストのYoutube動画を探して紹介したりして色々な演奏を耳にすることが出来た気がしている。特にアンドラーシュ・シフ、ゾルタン・コチシュ、クリフォード・カーゾン、エドウィン・フィッシャー、ワルター・クリーン、リリー・クラウス、クララ・ハスキル、バイロン・ジャニス、ウィリアム・カペル、マルクジンスキ、ディヌ・リパッティ、ニキタ・マガロフ、ぺルルミュテール、アレクセイ・スルタノフ、オレイニチャク、マレイ・ペライア、エリック・ル・サージュ、アレクサンドル・タロー、エリソ・ヴィルサラーゼ、ミハイル・プレトニョフ、ダヴィッド・フレイ、キット・アームストロング、リュカ・ドゥバルグ などなどなどなど、新旧交えて思いつくまま書いたのでぐちゃぐちゃだけど、出逢えて良かったと思える方達。拡散しすぎで芯がない聴き方?いやそのようにシビアに言われたら困ります。実はここには日本の方を挙げていないしとにかく書き足りていない!

 

 しかししかししかし、実は次にあげるこれぞ定番ピアニストと言えそうなお二方、今までほとんど聴く機会がなかったが故に聴かず嫌いになっていて、今になって魅力を発見している状態なのだった。

 これぞザ・ピアニストだと思えるマルタ・アルゲリッチの凄さに目覚めたのが数か月前

 そしてこちらも定番だよ聴いておこうね的ピアニストであるウラディーミル・アシュケナージは一昨日以来

 突然聴きたくなったワルトシュタイン、ふと、初めて演奏を聴くと言っても過言ではないアシュケナージのピアノのYoutubeがあったので聴いてみてびっくりしたのだった。なんと心打たれる、そして知的な演奏なのだろう!そしてショパンのバラード、スケルツォ、ノクターン数曲を聴き、今まで毛嫌いして聴いてこなかったことが恥ずかしくなったと同時に出逢えてよかったと感じた。

 アシュケナージ、聴かず嫌いだった原因は、オールマイティすぎる気がして親近感が持てなかったことと、直接の知人による紹介や繋がりがなかったからだと思う。ごめんなさい!これから少しずつ聴いていきそうな気がしている。