今日は貴重な週末の晴れ。
市内電車が通る富山大橋を渡ろうとしたら、川の東側、右岸側にこのような歌碑を見つけた。富山市内には万葉集の歌碑が点在しているのだが、こちらにあるとは思ってもいなかったのでびっくりしたとともに嬉しい発見になった。
しなざかる 越に五年 住み住みて 立ち別れまく 惜しき夕かも 大伴家持
遠く離れた越の国に五年間住み続けて、今こうして別れなければならないことの、なんと惜しい宵であることか
越の国こと越中に国守として赴任した大伴家持が、五年間の赴任期間を経て、少納言になって都に帰ることになった時の惜別の想いを詠ったもの。現代の富山大橋の上から見える神通川や立山連峰から、心の中はしばしはるか昔大伴家持の時代にタイムスリップ。 それにしても神通川、橋の上からじっくり眺めたらなんて美しいのだろう。
そして見つけた梅の花!青空との鮮やかなコントラストが綺麗。
春はすぐそこに来ている。