いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

私のピアノ オンラインイベントなど

2020-10-26 | ピアノ、音楽

 私のピアノのことも。

 9月中旬にメンデルスゾーンの無言歌よりOp.67-3巡礼、Op.53-2浮雲のオンライン上の公開レッスンの受講生にならせていただく機会があり、約1ヶ月弱これらの2曲に集中して練習した。特に巡礼ははじめて弾く曲、公開レッスン収録当日まで深められるところまで深めたいと思って練習した。たった2ページの曲でありながら、アウフタクトで始まりカノン、ポリフォニー、そして響きの細かいところにもこだわりが感じられる曲。公開レッスンまで外のスタジオのピアノも借りたりして前向きに練習してきたつもりだったのだが収録時にはかなり緊張してしまった。レッスンを通して学ぶことが多々あり、楽譜の読み込みを納得できるまで丁寧に行いその成果を演奏に落とし込むまでの妥協なき追求の大切さを実感した次第だった。

 10月上旬にバッハのインヴェンション13番、ショパンのエチュードよりOp.25-2、Op.25-12をオンラインイベントで演奏した。バッハのインヴェンション13番は私がバッハで弾いた最初の曲で、バッハに対して自信と前向きな気持ちを抱くきっかけにもなった曲だったのだがある日弾いてみたら思わぬところで弾けなくなっていて焦りを感じてそれ以来練習しなおしレッスンでも診ていただいた。インヴェンション、テーマとなる声部をしっかり歌わせればよいだろうというぐらいの把握しかしていなかったのだが、レッスンでは音の動きや響き、和声感の大切さなど気づかなかったことにぐいぐい入り込んだ内容でこのような見方で取り組んでいくと音楽を自分のものにして演奏できるのではと思えてきた。ショパンのエチュード2曲、特にOp.25-12は従来の私だったら無理だと思い取り組むことがなかったと思われる曲なのだが、今のレッスンで奏法を変えてみて以来、頑張れば弾けるようになるかもしれないと希望が持てるようになり、夏から譜読みを初めて取り組んでみた。そしてゆっくりなら弾けるようになったのだが、いざインテンポで弾こうとすると。。。小節の終わりの部分、アルペジオが下降するところで指がもつれて弾きにくくごまかす状態に。しかもオンラインでも本番、Op.25-12は弾き直し入りの崩壊に近い状態で終了。アルペジオが下降するところで指がもつれなくなったらまたどこかで弾いてみたい。Op.25-2は弾き直しや崩壊はなかったものの課題を残して終了。

終了後ほろ苦い気持ちになることも多いし、オンラインではちょっとさみしさを感じたりもするのですが、それでも、人に聴いていただく本番というものがあることはありがたいものです。


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