昨夜、発表された2021年ノーベル文学賞。今年も、落選してしまった村上春樹。 残念です。
受賞したのは、タンザニアの作家とのことですが、ちょっと名前が浮かびません。邦訳もこれから始まるということだし……でも、こんな世界的な賞だというのに、一般に知名度もない作家がほとんどなのは、どうしてなんだろう? アーネスト・ヘミングェイとかサルトルの時代とは、まったく違いますね。
毎年毎年、候補に挙げられている村上春樹氏ですが、彼がノーベル文学賞を受賞することはほとんどないんじゃないかと、私などは当初から思っていました。 ハルキ・ムラカミのエンターティメント性とノーベル賞という性質が、一致しない気がするのです。
こちらは、今月初め開館したという、早稲田大学の村上春樹ライブラリー。 実は、私もここに募金してしまいました。今まで募金したのは、「盲導犬育成基金」だけ。「アミーゴ」とか別のところで募金箱を見かけるたびに、数百円ほど募金していました。
映画「クイール」を見て、クイールの健気さ、賢さに泣いてしまって以来、盲導犬というものを応援したくてたまらないのです。
しかし、今回募金までしてしまったのは、何故かというと、村上春樹が、私の青春の作家という思い出のため。高二の時、彼の作品を初めて読んで、世界が生まれ変わるような気持ちになったとこは、今も鮮明に記憶しています。「ノルウェイの森」、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」etc.
今は別に、それほどファンという訳でもないのですが……しかし、上記の図書館へは、コロナがおさまったら、ぜひ一度行ってみたいと思っています。 どんな図書館なのだろう?
p.s 今後、日本人作家がノーベル文学賞を取るとしたら、私は小川洋子だろうと確信しています。
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