演題「経営雑感」鈴木修先生
スズキ株式会社 代表取締役会長兼社長
我が家も軽自動車は、アルトからワゴンRと以前からスズキです。
講演終了後は、知事と対談。
今日、高速道路が内子インターから伊予インターまで事故で通行止めになっており、しかもいつもひめぎんホールでの開催が全日空ホテルに変更になっていることをうっかりし、ひめぎんホールに行きました。
そのひめぎんホールでは、愛媛県高等学校文化祭が開催されており、そちらの方に目移りしてしまい志高塾遅れてしました。
したがって、余り聞いていません。スズキ流とトヨタ流の違いを勉強したかったのですが、
せっかく松山まで出かけながら残念でした。
「トヨタ流「視える化」成功ノート」若松 義人、大和書房
たとえば、
改善したら、改善前と改善後を
映像で比較して貼り出す。
人材の能力を一覧表にする。
人間は「視える化」することで、しっかり理解することができるのです。
・「指摘された内容」「改善策」「改善の結果」は、みんなが見えるところに順次貼り出す。
すぐに実行に移せば、みんなが指摘を前向きにとらえるようになる(p69)
トヨタはわざと問題を引き起こす。
わざと困るように、在庫を減らし、人を減らすのです。
問題があれば、それを改善することで、問題がなくなり、結果して、
在庫が減り、人が減るということ。
本当に逆転の発想ですね。
・在庫を減らす。・・人も減らしていく。
すると、途端に体質の弱さが見えてくる。
まるでトヨタ流をやったために、問題が出たような気がする。
だが実際には、見えなかった問題が表に出て、
見えるようになっただけだ(p94)
■ふつうの人の逆の発想。
これができるのか。
職場で受け入れられるのか。
会社が倒産するような状況なら受け入れられる可能性があるのかもしれません。
そういう意味で、危機はチャンスなのかもしれませんね。
何も起こらない現場は一つもない。
何も起こらないということは、
隠しているに決まっている。
本気になって問題点を書き出したら、
書ききれないほどあるはずです(張富士夫)(p95)
・間接部門の改善・・・「活用しないデータを取り続ける」
「現状調査・分析に時間をかけすぎる」「転記作業が多すぎる」
「捺印が多すぎる」「ムダなコピー配布が多すぎる」・・(p124)
・B社では発表会という形式にこだわることなく、
改善の成果は現場で聞くことにした。
経営陣や管理職が現場に足を運び、
どのような改善をしたかに耳を傾け、目で確認する(p176)
・「あなたの会社の長所を10個あげてください」
こう尋ねると、たいていの経営者が
「うちには長所なんかありませんよ」と答える。・・・
「うちの売りはこれです」と社員はもちろん、
お客様にも「見える」ようにすることだ(p210)