啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「スズメノテッポウ」

2014-05-17 16:38:03 | 山野草
「スズメノテッポウ」 イネ科
春の水田やあぜ道でよく見かけるスズメノテッポウ(雀の鉄砲)。全く地味な雑草だが、円柱形の花序は独特で馴染み深い。花期は4月から6月。北海道、本州、四国、九州まで分布。2年草。遠い昔、この草で、草笛として遊んだことを想いだす。草の葉を摘んで、唇に当てて吹くと、ピーッと高い音が出る。この草笛を吹くと、青葉の香りが口元に広がる。高い音からやや低い音まで、何度も何度も試して吹いたものだ。何も遊具のない時代で、子供たちは身近なものを見つけ、レンゲやシロツメグサなどで、ネックレスや冠など作って遊んだ。はるか、はるかの昔のことだ。
草丈は20cm位で、葉は5cm程度。「細くて小さな花の穂を、スズメの使う鉄砲に見立てたもの」というのが名の由来。スズメノテッポウは他に、ピーピー草とかフエクサとも呼ぶらしい。
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