啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「夏至と日食と」

2020-06-22 12:15:52 | 庭の花木
「ハンゲショウ」  ドクダミ科
 徳川の時代より数えて、372年ぶりという夏至の日に、日食が観察されたのは。県内は朝から厚くどんよりとした雲に覆われ、観察は期待できそうになかった。日食の道理は理解していても、現象は非日常の事であり、太陽の一部が徐々に月に隠されていく様子は、やはり神秘的。次に日本全国で部分日食が見られるのは、2030年・・あと10年、見られるかしら?
 夏至は一年で、一番昼の時間が長いが、丁度梅雨のシーズンでもあり、当地はここ数日、雨や曇りの日が多く、青い空が少し恋しくなってきた。

 夏至から数えて11日目は半夏生。今年は7月1日にあたるという。この頃になると、ハンゲショウの葉っぱの半分くらいが白くなるので、「半化粧」という意味で、半分くらいの化粧、にたとえる説もあるという。ただ、日陰ではあまり白くならない。10cm程の花穂もあるが、やはり見どころは葉。葉という葉全部白くなるわけでなく、せいぜい上部の2~3枚。不思議な事に、花が終わると白い部分は、元の緑色に戻る。
コメント (2)
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