啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「春の妖精」

2023-03-04 19:04:55 | 山野草
 「セツブンソウ」 キンポウゲ科
 埼玉県小鹿野町、両神小森堂上には、日本一の規模を誇るという「セツブンソウ」の自生地がある。この季節になると、この小さな可憐な花に会いに行く。待ち焦がれた春の花だ。草丈10cmほど、淡い白い色の花は、茎に1つしか咲かず清楚そのもの。1枚・2枚・3枚・・花びらは5枚のものが多いが、6枚・7枚も確認された。よく整備された園内を、花びらの枚数を確認しながら散策していると、「花びらは、12枚も確認されているけれど、花びらに見えるものは、実はガクですよ」とガイドさん。「黄色の花もあるんですよ」と指さされた先には、花も茎も黄色の個性的なセツブンソウ。初めてみました。よ~く観察すると、もっとたくさんの発見があるかもしれない。スプリング・エフェメラル・・「春のはかない命」と呼ばれるように、もうじき花も終わり。なお、漢字では節分草と記す。節分の頃に花を咲かせることに由来。

黄色のセツブンソウ。珍しいです。
 
コメント
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