
テレビを見ていたら、安曇野のワサビ畑?でワサビの花が咲いている様子を伝えていた。花や茎も出荷するようで、天ぷらなどで独特な風味が味わえるのだそうだ。春の到来が遅れていたトキの島でも、清水の脇に自生しているワサビが芽吹き、花をつけていた。静かで大人しい、可愛い花である。
「ワサビ」はアブラナ科ワサビ属の多年草。渓谷沿いで冷たい清流の近くが自生の地。トキの島の実家のすぐ近く。渓谷沿いではないが、清水が湧き出しているところや、雪融けの水が集まる湿気の多い場所など数箇所に自生している。
草丈は20-30センチほど。葉は丸みを帯び、濃い緑色をしており、表面に光沢がある。花径は5-7ミリほどで小さく、四片の花びらが集まって静かに咲いている。花期は3-5月。
栽培されているワサビは香辛料になる根の部分が太くて大きい。トキの島で自生しているものの根は、形状は殆ど同じだが直系で7-8ミリと細くヒゲ根が目立つ。それでも、磨り下ろすと“ワサビ”である。
自宅に持ち帰り、軽く塩揉みにしていただいたが、ピリッと辛い食感と早春のワサビの香りが楽しめた。
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