すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

STORY.27 無限の星

2009-07-28 00:18:35 | 小説
すみません。深夜の更新になりました。

何度考えても、
どう考えても、

私にとっては、8個のピース。
8個めは、消えてなくなったわけじゃない。

だからこそ、
無限につながる∞erがいられるのだとしか・・・。



そんなこんなで、
言い訳のようなかたちの前書きですが。

一気に書き上げた独り言。

お付き合いくださる方は、続きから。



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STORY. 27  無限の星





仕事帰り、空を見上げた。

ビルの隙間から見えたのは漆黒の闇だったけれど、
ネオンの灯りにかき消されるように、
そこに、やっぱり、小さく星は輝いていた。





どれが、なんという名の星か、オレには皆目、見当もつかんけど、
きっと、あの一個一個に名前があって、
いくつか繋いだら、星座ってもんに、なるんやろなあ。

どれがどれや?

もっと、勉強しといたら、わかったんかな。
そういうのんが好きな人には、一発で、わかるんやろな。



例えて言うなら、俺らもおんなしやな、きっと。



雑踏の中。

分かる人にはわかるけど、
分からん人には、気付かれもせん。

俺らは、小さな小さな星。
寄り添って並んでただけの星。

明るい太陽のもとでは、存在すらわからん。
月夜になって、はじめて、
ようやく存在がわかる程度の、かすかな光。

それをつなげて、
8個でひとつの星座にしたんは、誰やったんやろ。

1個欠けてしまったら・・・

ああ、ちゃうわ。
欠けたんちゃう。
弱くなっただけや、か細うなっただけや。

見える人には、見えてんねん。

見えてない人に、いっくら説明したかて、
言葉ではわかってもらわれへん。

星が、輝きを増すしかない。


始まりは、たったの8個。


誰が繋げたか、わからんけども、
それが自然やったんかもわからんけども、

8個やないとあかんかった理由が、
どっかにあるはずやねん。

その8個が、
俺らやないとあかんかった理由が。



ずっと、
オレには、わからんかった。

わからへんかったんや。

堪忍やで?

こんなこと、今更言うてたら、
どっかの誰かに、頭どつかれるかもわからへんけども。

なんで、オレ、なんか。
なんで、この仕事してんのか。
なんで、辞められへんのか。

なにが不満なのか。
なにが楽しいのか。
なにが嬉しいのか。

どう、なりたいのか。

過ぎていく日々の中で、
オレがオレであるための方法が、わからんかった。

歌も、
踊りも、
芝居も、
バラエティも。

どこか、オレを素通りしていった。

何かを捕まえたくて、
でも、この手には、なにもなくて。

ただ、
がむしゃらにあがく自分だけが、いた。

そんなとき、
いきなり、バランスが崩れた。

考えるより先に、
必死にならざるをえない環境に追い込まれた。

今から思えば、それが、
続けていくための力になった。

続けていくことだけが、
オレの力になった。

未完成のまま、
ことを放り出すのだけは、
出来ん。

この先、ずっと、未完成なら、そんでもええ。

完成したもんに、価値を見出すために、
俺らは、続けてるんとちゃうし。

完成したら、ある意味、それは、夢の残骸なんかもわからんし。

でも、
投げ出すことだけは、したらアカンねん。

投げ出したら、
残骸にすらならん。

ただの、塵芥とおんなじや。

そうならんためにも。

今、俺らが出来ることから、やる。
俺らが、やらなアカンことやから、やる。

そんだけのことやねん。



今やから、分かる。

待ってるんは、苦しいよな。

見えたり隠れたりする光を、
目を凝らして、探すんは、
シンドイ作業やんな。

ほんでも、
ちゃんと、光ってんねんで。

「ここに、おる」、言うて、
ニッコニコの顔で、笑うてるわ、いっつも。


せやから、な。


見えん人には、7個の星、言うといたらええねん。

ほんまは、8個やって知ってる人がおったら、
そんでええねん。

俺らの輝きは、無限や。
輝きを探してくれる人も、無限や。

俺らは、無限で、繋がる。

・・・あたりまえや。
何言うてるんかな、オレは。

忘れたり、せェへんわ。



俺ら自身が、無限やってこと。







FIN.

コメント (4)
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