国会議員を昔から選良などと言っていた。今はすっかりメッキが剥がれてしまって死語になった。夏休みの海外旅行が今年は大盛況で１１委員会から与野党呉越同舟でワーと繰り出す。大義名分は各委員会の「海外派遣」法案審議に関連する調査が目的だから全て国民の血税、行き先はお楽しみが色々のヨーロッパが人気だ。イラク、アフガニスタンなど見向きもしない、先生方それ自衛隊だ医療関係派遣だなどと自分は安全な日本にいて命令しているご身分だ、この際率先垂範して御外遊されるのが筋だろう。さて飛行機は勿論ホテルだって星一杯で豪華な部屋、現地の大使館員が仕事そっち退けので掛かりきりでお持て成し先生これ以上反り返れば引っくり返るほど威張る。昔はホテルで我輩は今パリーで視察中と絵葉書を地元有権者に出したようだが猫も杓子も海外に行く現在そんなバカはしない。如何に本人の娯楽を満たすかだ、ウルサイ山の神もいない、ハマコーの例もある思いっ切り羽を延ばす。帰国後は役人に聞いた話を尤もらしく御託宣を並べる北欧では如何に社会福祉が行き届いているかなどと羨ましがらせる。税金、消費税などには触れない聞く方が能天気だから無責任だなどと抗議はない。報告書など書かなくてもいいが秘書にちょっこっと書かせればOKさ。例のレンホウのハデな仕分けなど手が出せないから使い放題お一人様２～３００万円は使う、軽く２．３億円が消える。矢っ張り国会議員はいい商売のようだ。阿呆な倅に世襲させたくなる訳だ。お願いだから旅の恥は掻き捨ては御免蒙る。写真は睡蓮