第96回全国高校野球選手権大会が9日甲子園球場で開幕する。主催は朝日新聞社、日本高等学校野球連盟だ。この大会の始まりは朝日新聞の購読者拡張と新聞広告の獲得だった。それに理由付けして武士道野球で『正々堂々』『一球入魂』『フェアープレイ精神』を強調した。それが現在でも球児の坊主頭が象徴している。開会式には朝日が嫌う国旗『日の丸』の掲揚と国歌『君が代』の演奏があるのは皮肉である。さて開会式で朝日新聞社長はどんな挨拶を行うだろう。「フェアープレイ精神に則り正々堂々と戦って頂きたい・・」は月並だが、それでさえ出来ないのが天下の朝日新聞。その朝日が5日の朝刊で、同社が従軍慰安婦問題を巡る報道について、誤りがあったとして一部を取り消す記事を掲載した。取り消したのは、「女性を強制連行した」との証言を紹介した記事、1982年から90年代初めにかけて、確認できただけで16回掲載したが、裏付けが得られなかったとして、初報から32年後の異例な取り消しをした。えたいの知れぬ吉田清治なる人物の、でたらめの証言を裏付も取らずに、鵜呑みにして日本のみならず、韓国そして世界まで虚報を発信していた。戦時下に労働力として動員した『女子勤労挺身隊』と慰安婦とを誤って混同した記事が数回あったと認めたが、原因は参考資料などに混同があった為だと責任転嫁をそれとなくしている。『嘘も3回聞けば真実と思う』と言う。『二十四の瞳』を書いた壺井榮は”桃栗三年 柿八年 柚の大馬鹿十八年”と色紙に好んで書いたという。”柚は九年で花盛り”であるが茨城から来たお手伝いさんが”柚の大馬鹿 十八年”と口ずさんでいたのが気に入ったので使いだしたようだ。これに倣えば”呆れたぜ 朝日の嘘吐き 32年”となる。この朝日の言い訳記事が慰安婦問題全てを誤報としていないので韓国メディアは『堂々と反省している』と評価している。与野党は自民、日本維新、次世代の党、民主党の松原仁などは朝日に批判的な論評だが、民主の海江田、共産、社民などは朝日を支持する姿勢である。リトマス試験紙のように朝日の中立公平が鮮明に赤いのがはっきりした。朝日の捏造記事といえば今でも鮮烈に思い出すのは、まだキツツキが少年だった1950年9月27日の伊藤律単独会見の記事だ。レッドパージで逮捕状が出ていて地下に潜伏していた共産党幹部伊藤律と会見したという架空捏造記事。宝塚山中で目隠しされた記者が伊藤と会見、不精ヒゲ、鋭い眼光と生々しい会見記は神戸支局の記者の作文だった。この1950年6月25日に北朝鮮が突如韓国に攻め込み、朝鮮戦争勃発、現在は休戦中だ。また1989年4月夕刊記事『サンゴ汚したK・Yって誰だ』サンゴにKYと彫ったのは朝日記者2人の1人が大型のストロボの柄で傷付けた自作自演だった。この捏造が発覚したのは、この記事を不審に思った地元のダイビング組合員からサンゴの落書きは取材者によるものではないかと指摘されたから分かったものだ。地元のダイバーの努力がなければ、日本人を汚辱するこの記事が一連の慰安婦誤報事件のように事実として一人歩きしていた。記事は”これは一体なんのつもりだろう。・・直径八メートルという巨大なアザミサンゴを撮影に行った私たちの同僚は、この「K・Y」のイニシアルを見つけたとき、しばし言葉を失った。・・・日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。・・・百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の・・・・。にしても「K・Y」って一体だれだ”慰安婦誤報記事も正々堂々と潔くの態度とは程遠く、言い訳をして、自己弁護し、結論は己を正当化している。詭弁を弄する技は天下一品であって右に出る者がない。反省など微塵もない。日光猿軍団の猿公(エテコウ)以下だ。 "朝日は捏造、誤報にかけては今や世界に冠たる新聞かもしれない。恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心、これは一体何のつもりだろう” 自国民、政府を貶めるのに汲々としている新聞は世界でも稀有だろう。朝日が贔屓して親しむ中国、北朝鮮で”言論・出版の自由”を謳歌したら如何だろうか。体制に迎合して立派な共産党機関紙になるだろうか。いや粛清されるのが落ちだろう。鳥はサギ(詐欺)