キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

大輔、独白「松田なら良かったなァ~」

2014-08-23 14:01:38 | Weblog

今から66年前だから昔だ。昭和23年組閣した第2次吉田内閣の大蔵大臣に抜擢されたのが帝銀上がりの衆議院議員当選1回の泉山三六だった。12月13日衆議院予算委に泥酔状態で出席した上、酔っ払った勢いで議員食堂の廊下で山下春江議員に抱きついてキスをしようとしたが抵抗されるや、センセイそれではと頬っぺたに噛み付いた。この『国会キス事件』で野党が一斉に反発して、審議を拒否したので、翌14日蔵相を引責辞任すると共に議員辞職した。奴さん『大トラ大臣』で名前が売れたので、2年後の参院選に全国区から立候補第7位の得票数で当選した。これを思い出したのは『週刊文春』に掲載された記事だ。橋本聖子参議院議員が日本選手団団長を務めた2月のソチ五輪閉会式後、午前2時から5時まで行われた打ち上げで、フイギュアスケートの高橋大輔にキスを強要、抱きついてキスをしまくる醜態の写真が掲載された。高橋が嫌がって首を背けると首筋にやらかして、遂には口に吸い付いたカットもある。2人を囲んでいる何人もの出席者が笑いながらスマホで撮っているから撮られた画像は相当数あるだろう。橋本は選手一人ひとりに抱きついたが、キスをされたのは高橋だけだった。橋本は宴会の後、出席者に口外しないように緘口令を敷いた。橋本センセイは事務所を通じて「キスの強制した事実はない。高橋選手への敬意と感謝の念は持っていましたが、それ以上になにか特別な感情があるわけではありません」また「外国人と付き合いもあってハグやキスをするのは自然だ」とい言い訳にならぬ言い訳をしている。一方被害者と見られる大輔が記者会見して「最後の最後でお酒が入り、はしゃぎ過ぎてしまった。もう少し考えて行動しないといけないと、反省しています。自分ではパワハラ、セクハラは一切ないと思っている。橋本会長はいつも選手を思ってくれ、叱咤激励してくれる」と健気にも庇っている。さて加害者?の聖子センセイ直接公式に納得いく説明もせず、弁解もしないで過労を理由に入院中だという。日本スケート連盟の会長でもあるので大輔はセンセイを気遣って発言しないと今後の競技人生、その後のスケート関連の仕事にも差し支える。今回はセクハラ、パワハラをしでかしたのが女性国会議員だからだろう。メディアから非難の声が聞こえない。これが男性議員だったらどうだろう。野党の女性議員が細い目を三角にして上を下への大騒ぎ、吊るし上げて議員辞職を迫るだろう。お馴染みのテレビの低能なコメンテーターが口角沫を飛ばして、議員の品格を語り、辞任を迫るよう世論を煽る事だろう。どうも男女同権は名ばかりのようだ。この『ソチ五輪キス事件』が今頃週刊誌に掲載されたのはどうしてだろう。これは9月3日に予定されている内閣改造・自民党役員人事に絡んでいる。安倍首相は女性議員の閣僚。役員の登用を多くしたいと述べている。当選回数から7回、衆院、小池百合子、野田聖子、参院、山東昭子。6回、衆院、高市早苗。5回、衆院、小渕優子、土屋品子。4回、衆院、上川陽子、西川京子、松島みどり、参院、橋本聖子。3回、衆院3名、参院、1名。2回、衆院1名、参院5名。1回、衆院、11名、参院、9名。計40名。参院では橋本は2番目だから閣僚登用があったのではないか。今回のスキャンダルで完全に消えた。自民党内で、入閣の一つの目安とされる衆院当選5回以上、参院当選3回以上の議員の内、閣僚経験のないのは計59人(男女)(衆院43人、参院16人)に上る。閣僚は現在18人。主要閣僚を続投させて、女性を多くすれば男性閣僚の登用が減る。昔と打って変わって派閥推薦の効用も薄らいだ。首相とすれば当選回数より担当省庁と協調して、失言、食言の心配がなく、脛に古傷を持たない議員を起用するのが当然だろう。民主党野田内閣で法相・拉致担当相に任命された田中慶秋のように永年中華街の中華飯店経営の外国人から寄付の受領など不祥事がバレルや『体調不良』という急病になって、病院に逃避、1回も登省しないまま3週間で大臣を辞任した例もある。当選回数だけ多くても無能な輩や、癖の悪いのは起用しないに限る。男女の関係なく、こんな手合いを閣僚にするとそれが原因になって内閣の命取りになる。どうも五輪は鬼門のようだ?猪瀬は金銭欲で都知事の座から転げ落ちた。性(聖)子は色欲で大臣の椅子をふいにした。『色と欲』には男女問わず惑わされるようだ。写真はフンボルトペンギン。

”仲良きことは美しき哉” 武者小路実篤。