日本共産党が、草加市議の不祥事隠ぺい問題で私たちを除籍した件についての文書を今週のしんぶん赤旗に折り込みました。
中央委員会がこの問題は「総括しない」と決定したため仕方ないのかもしれませんが、あまりにも粗末で、日ごろ他党に説明責任を追及している党とは思えない内容です。
以下、段落ごとに解説します。
■1段落目：いまさら？
・8月26日に私たちを除籍してから、2か月も経っていまさら公表です。
・配布は赤旗新聞の折り込みだけ。あとは少し訪問して手渡し程度でしょう。これで市民に説明責任？
・そもそも、いつ除籍したのかすら書いていません…
■2・3段落目→説明になってない
・除籍理由を書いていますが、すべて私たちが「離党届け」提出後の話しです。離党届後の行動で除籍って…なんじゃそりゃ。
・不祥事を起こした側ではない市議3人を切ったのに、市民が知りたい「なぜ？」「何があったの？」にひとつも答えず。
・大里議員のパワハラ問題に至っては、一切触れずに、否定すらできない説得力。
・中身を語らず、ただ「党攻撃」のレッテルはりで反論。これが科学的ですか？
■4段落以降→厚顔無恥
・ほぼ、国政と党情勢の話し。「このような時」まで結論を先伸ばししたのは共産党です。
・何も説明してない文書で市民に「共産党へのご理解」を求めるとは、厚顔無恥としか言いようが…
■文書の提出者→トカゲのしっぽ
・「地区委員会」名で出しています。
・先日、党内向けに出した文書は「県委員会」名でした。除籍の決定権は地区委員会なのに…です。
→結局、①地区委員会より上の機関が主導したことを自ら証明、②党内には上級機関名で圧力をかけ、党外には下級機関で責任逃れする姿勢がみえみえ。
■問い合わせ先なし→市民の声を聞く気なし
・このような文書を出しながら「問い合わせ先」を書かない一般常識の無さすら露呈。それとも、意見や問い合わせを受けたく無いのでしょうか。
人生をかけて所属していた政党として、情けなくなります。
党幹部の立場を守るため、ウソにウソを重ねても自滅するだけです。日ごろ自分たちが主張していることでは？どうか公党として最低限の責任だけでも果たしてください。
※下資料が実際に配布されたニュースの現物です。
いろんなニュースと一緒くたで、しかも裏面の扱いって…
ちなみに、表面左下の「草加市、一般財源で30億円の不足」という記事。これ、私が９月議会で行った一般質問で、執行部が初めて数値を公表した内容です。誰の質問かも書かずに、まるで自分たちが明らかにしたような書きぶりはいかがなものかと思いますよ…ま、使うのは勝手ですが。
声明などを出したら、そこに出した者、そこの連絡先、日付をセットにするのは当たり前です。
ちなみに私は共産党支持者ですが、今回の党の対応には全く納得できません。保身に走らず、自らの信念を貫いた3名の市議に敬意を表します。
あ、そうか草加、この佐藤ら3人はいま不名誉な状態だってわけだな。歴史の中でこれから名誉回復されることを願ってます、というぐらいだから。
まあ、これからもずっと不名誉なままだと思うけど。改選で落ちたあとも。なにしろ他人の組織と選挙資金と看板名を利用して市議会議員に当選させてもらっておいてから組織を脱退して議員報酬だけは受け取っているのだから。
「人生をかけて所属していた政党として、情けなくなります」と誰かが別のところで書いているが、これは大嘘だな。自分の生活維持のために共産党を利用して議員になっただけだ。
その意味では恩知らずどころか、裏切り者だ。人生をかけて、が聞いてあきれるわ。
＞Unknown (匿名でごめんなさい)
＞2020-10-31 08:49:40
＞こうゆう方がきたない言葉でコメントしてくるので、佐藤さんたちのおもいとは違う方向にいくのが申し訳ないので、もうやめにしておきます。ただ、これだけは言います。同一人物ではありません。私はわたしです。私が結局勇気がなくて出来なかったことを佐藤さんたち、３人の議員が貫き通されたことに、心からリスペクトです。しかし、佐藤さん、私らの先輩たちは命懸けで戦争反対を貫き、国民のために頑張ってきたのも事実です。必ず歴史の中で佐藤さんたちのことも名誉回復されることを、私は心から願っています。どうか、お体に気をつけてください。
https://blog.goo.ne.jp/nsato0125/e/36f9f09e783f879e5b3895ca70706029#comment-list
>■1段落目：いまさら？
>・8月26日に私たちを除籍してから、2か月も経っていまさら公表です。
>・配布は赤旗新聞の折り込みだけ。あとは少し訪問して手渡し程度でしょう。これで市民に説明責任？
チラシは地元の赤旗新聞に折り込みだ。読者の範囲はかなり狭く限られ、埼玉県全域にも及ばない。つまり共産党は、「草加市民・埼玉県民・日本国民全体への公表」など最初から想定していない。元同党草加市議団3名の除籍を、取るに足りない存在だとは判断しているだろう。ただし共産党を攻撃しているのは事実であるから、地元赤旗折り込みのチラシで、事のついでに小さく取り扱った。もちろん、まったく無視して取り扱ってくれなくても、市民全体としては一向に構わなかったのだが。
>・そもそも、いつ除籍したのかすら書いていません…
上記の反復のようだが、3名の除籍者とその経緯自体が、共産党にはまったく取るに足りない事だからだ。いつ除籍したかなど、地元の赤旗購読者の狭い範囲限定で知らせる必要もない。
>■2・3段落目→説明になってない
>・除籍理由を書いていますが、すべて私たちが「離党届け」提出後の話しです。離党届後の行動で除籍って…なんじゃそりゃ。
「離党届提出後の言動を理由に除籍」は、その通りの前後関係でほぼ事実だし、何の矛盾もない。党員が離党届を出せば自動的に受理されて、その後どんな行動をしても除籍処分にならない、とでも思ってるのか。それは違うだろう。この間の経緯を見るに、3人は離党届を出したのだが、それは党によって受理はされず、当人らの一連の言行を判断材料として、規約に基づき除籍された。3名が共産党の市議会議員でありながら離党届を出すにいたった、それを踏まえ、党の側では対応、すなわち除籍も含めた処分が検討され始めた、ということだ。前後関係としてはごく当たり前なのだが。
>・不祥事を起こした側ではない市議3人を切ったのに、市民が知りたい「なぜ？」「何があったの？」にひとつも答えず。
いつから「共産党が市議3人を切った」という話になってるのか。支離滅裂ではないか。そもそも市議3人が離党届を出したのが先だったではないか。その時点で、3人の側から「党を切った」わけだ。しかも自分らがもう離党者だと信じてか、市議会で共産党とは別の会派を立ち上げた。すべて党に無断で行ったこと。それゆえ「党が3人の市議会議員を切った」という物言いは、真実に反する。
>・大里議員のパワハラ問題に至っては、一切触れずに、否定すらできない説得力。
大里は、3名の除籍者の中に含まれていない。パワハラの有無は、このチラシ記事の趣旨とは無関係。混同するな。
>・中身を語らず、ただ「党攻撃」のレッテルはりで反論。これが科学的ですか？
ここで科学的かどうかを問うこと自体、無意味。当人らは党攻撃をしているのだから、その事実を党としても認識しているということを、地元の赤旗読者に知らせただけだ。
>■4段落以降→厚顔無恥
>・ほぼ、国政と党情勢の話し。「このような時」まで結論を先伸ばししたのは共産党です。
チラシの主目的は国政と党情勢の報告であり、事のついでに、お騒がせの除籍者らについても触れている。3名の除籍者問題の位置づけがそもそも低いのだから、「このような大変な時に、取るに足りないとはいえ、除籍者が騒ぎ迷惑をかけて、支持者には申し訳ない」と言ってるだけ。だから「このような時に」は文脈の中で、適切な言葉遣いだ。
>・何も説明してない文書で市民に「共産党へのご理解」を求めるとは、厚顔無恥としか言いようが…
また反復的になるが、そもそも市民全体に向けた「公表」ではないし、事実関係をそこで詳細に述べる必要も無い。
>■文書の提出者→トカゲのしっぽ
>・「地区委員会」名で出しています。
>・先日、党内向けに出した文書は「県委員会」名でした。除籍の決定権は地区委員会なのに…です。
→結局、①地区委員会より上の機関が主導したことを自ら証明、②党内には上級機関名で圧力をかけ、党外には下級機関で責任逃れする姿勢がみえみえ。
チラシの作成・発行者は地区委員会だから、そこに県委員会の名で記事が出ることも、皆無とは言えないが、ほとんど例外的なことだろう。ようするに、ことさら県委員会に諮る必要も無く、地区委員会が独自に、狭い範囲の赤旗読者に向けて、取るに足りない除籍者らの行動について、最低限の説明をお詫びの趣意を述べた、というのが事の次第。県委員会が企んでトカゲの尻尾切り、は見当違い。
>■問い合わせ先なし→市民の声を聞く気なし
>・このような文書を出しながら「問い合わせ先」を書かない一般常識の無さすら露呈。それとも、意見や問い合わせを受けたく無いのでしょうか。
チラシに共産党関係の問い合わせ先はいくつか書いてあるから、それで十分。この情報化社会で、共産党の中央でも県でも地区でも、電話すれば、こんな記事についての問い合わせ先でも案内してもらえる。また何度も言うが、これは市民全体に向けた「公表」ではない。地元赤旗の折り込みで裏表の一枚だ。「このような文書」だからこそ、個別の記事に一つ一つの連絡先を書く必要はまったく無い。
つまり離党希望者3名は、その時点で地区委員会との話し合いにいっさい応じない態度を示し、かつ場合によっては内容証明郵便を証拠として、共産党を相手取り訴えを起こす用意すらあることを、示唆していたのである。
したがって、地区委員会も上級機関も佐藤らに対し、規約と常識に照らして「共産党から議員に選ばれたのに離党するからには議員辞職してけじめをつけよ」と当然の勧告を行うことは、不可能だった。
いずれにしても、かりに共産党から議員辞職勧告がなされたとて、彼らが勧告に従い辞職することは無かったであろう。
そしてもはや共産党籍のない除籍者3名は、同党の規約に従う義務も、規約に基づき処遇される資格も、ともに有しない。
このブログにおいて、共産党規約の解釈や運用について語ることには、したがって、何の意味も無い。
＞次期県党会議の代議員に選ばれましたら．．．
⇒ 次期、代議員に選ばれたらの仮定の話。選ばれなければ、それでおしまい。
＞現県常任会指導部メンバーには不信任投票云々．．．
⇒ おや、現指導部がそのままの人事で再度信任投票を受けるのか？ 新しい人事で、新指導部を選ぶんじゃなくて？ そんなことも知らないの？
ひょっとして、現役共産党員のなりすましか？ ここには、共産党落ちこぼれ組は多いようだが、現役のなりすましは、珍しいんじゃないかな。
>私が例年通りに次期県党会議の代議員に選ばれましたら役員選挙の際には現県常任会指導部メンバーには不信任投票をいたします。せめてもの連帯のつもりです。