草加市役所が保有する公用車について、老朽化した車両を安定的に更新していくことが重要ですが、令和2年度は更新予定が1台もありません。更新が滞れば、老朽化した車両に伴う重大事故や、職員の生命を危険にさらす事態にもつながりかねません。維持費や故障などによるコストが逆に高くついてしまう可能性も生じます。公用車の安定的な更新とその財源の確保を検討すべきという観点から、9月議会で以下の通り一般質問を行いました。
なお、以下文書は佐藤が質問の要点をまとめたもので正式な議事録ではありません。
※「Q」「要望」は佐藤の発言。「A」は執行部の答弁。
Q.草加市が保有する公用車の台数は?
A.現在草加市で保有する公用車の台数は、令和2年4月1日現在で47台です。
※廃棄物資源課で使用するパッカー車などを除く、総務部庶務課で管理する公用車数。
Q.公用車の経過年数の内訳は?
A.令和2年4月1日現在、10年以内のものが22台、10年を経過し20年以内のものが22台、20年を経過したものが3台です。
Q.過去の車両更新台数の推移と、かかった費用は?
A.平成29年度は、普通バン1台、軽バン1台、軽乗用車1台を購入しまして453万6,000円。平成30年度は、普通バン1台、乗用車2台を購入しまして1,365万1,200円。令和元年度は、軽バン1台、乗用車2台を購入しまして527万982円。
Q.計画的に更新を行うべきと考えますが市の見解は?
A.これまでは、毎年度車両の状態や程度のよくないものを数台ずつ順次更新をしてまいりました。令和2年度の予算作成時におきましても予算の計上を試みましたが、市の財政状況など全体的な調整の中で今年度は見送ったものです。
議員さんご指摘のとおり、計画的に更新を行うことにより、購入時期や費用の平準化を図ることが可能となります。また、年式が古く、走行距離の点などで状態がよくないものの使用を続けることにより修繕が頻発し、結果的に財政的な負担が大きくなることも予想されますので、計画的に更新できるよう、関係部局と調整をしてまいります。
Q.市役所の公用車は、草加市の緑色にカラーリングされた車両が多く走っています。一目で公用車だと分かる一方、カラーリング費用がかかることや、福祉分野などでは、役所の車が家に来ることに対する市民からの抵抗感などの意見も頂いています。そこで、公用車のカラーリングの現状と車種ごとの台数内訳、カラーリングにかかる費用は?
A.昭和58年に草加市が「CI(シティ・アイデンティティ)」を取り入れて以降、公用車もCIに基づきカラーリングを行っており、現在庶務課で管理する公用車47台中23台がCIに基づいたカラーリングを行っています。
カラーリングの車種ごとの台数内訳ですが、乗用車は16台中1台、小型貨物は2台中1台、普通バンは5台中4台、軽バンは19台中16台、そのほかに公用バス1台をカラーリングしています。
カラーリングに要する費用は、公用バスで約40万円、乗用車や普通バンで約15万円、軽バンで約11万円です。
Q.公用車の表記方法として、カラーリングではなく市役所名が入ったマグネットシートを貼る方法が良いと思っています。必要なときはマグネットシートを貼れば公用車であることを示せます。市民から公用車だと分からないようにしてもらいたい、そういったところで使う時は、マグネットシートをはがせば済みます。カラーリングの塗装費用もかかりません。市役所表記のマグネットシートを貼る方法について、市の見解は?
A.平成29年度から30年度にかけて、市では市政60周年を周知するマグネットシートを公用車に貼ったことがございますが、PR効果という点では一定の効果があったものと考えております。このため、コスト面に削減が図れる中、公用車利用の用途に応じてCI等の活用が可能となりますので、現在カラーリングを行っていない公用車や今後更新する公用車につきまして、マグネットシートを貼った方式での運用について検討を行ってまいります。
Q.もう一つ提案として、公用車に企業広告を掲載する方法もあります。車両に企業広告を募集して、車両更新費用などの財源の一部を賄っていくという方法についても検討すべきだと思いますが、市の見解は?
A.公用車に企業広告を活用する手法は、現在越谷市で既に行っており、公用車1台につき広告活用面積を1㎡以内とし、1月当たり5,000円で7台の募集を行ったところ、2台の申し込みがあったと伺っております。1台当たりの広告活用面積を大きくしますと募集が増え、財源効果が見込める可能性がありますが、その一方で、市民から公用車であるか分からないといった意見もいただくことが懸念されます。このため、公募手続に要する事務負担等もございますことから、費用対効果を勘案しながら、導入について研究をしてまいります。
要望.今の答弁からカラーリングされている自動車の塗装費用を積算すると300万円を超えます。こうした費用を少しずつでも抑えていくことによって、本来の車両更新などに賄っていけるかと思います。来年度の予算編成が間もなく始まります。早急に検討し、結論を出して、来年度以降対応していただくよう要望します。
★なお、草加市役所では、自動車離れにより運転が苦手な職員が増えている現状にあわせて、電動自転車の導入なども進めています。
なお、以下文書は佐藤が質問の要点をまとめたもので正式な議事録ではありません。
※「Q」「要望」は佐藤の発言。「A」は執行部の答弁。
Q.草加市が保有する公用車の台数は?
A.現在草加市で保有する公用車の台数は、令和2年4月1日現在で47台です。
※廃棄物資源課で使用するパッカー車などを除く、総務部庶務課で管理する公用車数。
Q.公用車の経過年数の内訳は?
A.令和2年4月1日現在、10年以内のものが22台、10年を経過し20年以内のものが22台、20年を経過したものが3台です。
Q.過去の車両更新台数の推移と、かかった費用は?
A.平成29年度は、普通バン1台、軽バン1台、軽乗用車1台を購入しまして453万6,000円。平成30年度は、普通バン1台、乗用車2台を購入しまして1,365万1,200円。令和元年度は、軽バン1台、乗用車2台を購入しまして527万982円。
Q.計画的に更新を行うべきと考えますが市の見解は?
A.これまでは、毎年度車両の状態や程度のよくないものを数台ずつ順次更新をしてまいりました。令和2年度の予算作成時におきましても予算の計上を試みましたが、市の財政状況など全体的な調整の中で今年度は見送ったものです。
議員さんご指摘のとおり、計画的に更新を行うことにより、購入時期や費用の平準化を図ることが可能となります。また、年式が古く、走行距離の点などで状態がよくないものの使用を続けることにより修繕が頻発し、結果的に財政的な負担が大きくなることも予想されますので、計画的に更新できるよう、関係部局と調整をしてまいります。
Q.市役所の公用車は、草加市の緑色にカラーリングされた車両が多く走っています。一目で公用車だと分かる一方、カラーリング費用がかかることや、福祉分野などでは、役所の車が家に来ることに対する市民からの抵抗感などの意見も頂いています。そこで、公用車のカラーリングの現状と車種ごとの台数内訳、カラーリングにかかる費用は?
A.昭和58年に草加市が「CI(シティ・アイデンティティ)」を取り入れて以降、公用車もCIに基づきカラーリングを行っており、現在庶務課で管理する公用車47台中23台がCIに基づいたカラーリングを行っています。
カラーリングの車種ごとの台数内訳ですが、乗用車は16台中1台、小型貨物は2台中1台、普通バンは5台中4台、軽バンは19台中16台、そのほかに公用バス1台をカラーリングしています。
カラーリングに要する費用は、公用バスで約40万円、乗用車や普通バンで約15万円、軽バンで約11万円です。
Q.公用車の表記方法として、カラーリングではなく市役所名が入ったマグネットシートを貼る方法が良いと思っています。必要なときはマグネットシートを貼れば公用車であることを示せます。市民から公用車だと分からないようにしてもらいたい、そういったところで使う時は、マグネットシートをはがせば済みます。カラーリングの塗装費用もかかりません。市役所表記のマグネットシートを貼る方法について、市の見解は?
A.平成29年度から30年度にかけて、市では市政60周年を周知するマグネットシートを公用車に貼ったことがございますが、PR効果という点では一定の効果があったものと考えております。このため、コスト面に削減が図れる中、公用車利用の用途に応じてCI等の活用が可能となりますので、現在カラーリングを行っていない公用車や今後更新する公用車につきまして、マグネットシートを貼った方式での運用について検討を行ってまいります。
Q.もう一つ提案として、公用車に企業広告を掲載する方法もあります。車両に企業広告を募集して、車両更新費用などの財源の一部を賄っていくという方法についても検討すべきだと思いますが、市の見解は?
A.公用車に企業広告を活用する手法は、現在越谷市で既に行っており、公用車1台につき広告活用面積を1㎡以内とし、1月当たり5,000円で7台の募集を行ったところ、2台の申し込みがあったと伺っております。1台当たりの広告活用面積を大きくしますと募集が増え、財源効果が見込める可能性がありますが、その一方で、市民から公用車であるか分からないといった意見もいただくことが懸念されます。このため、公募手続に要する事務負担等もございますことから、費用対効果を勘案しながら、導入について研究をしてまいります。
要望.今の答弁からカラーリングされている自動車の塗装費用を積算すると300万円を超えます。こうした費用を少しずつでも抑えていくことによって、本来の車両更新などに賄っていけるかと思います。来年度の予算編成が間もなく始まります。早急に検討し、結論を出して、来年度以降対応していただくよう要望します。
★なお、草加市役所では、自動車離れにより運転が苦手な職員が増えている現状にあわせて、電動自転車の導入なども進めています。
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