5月15日に、新田駅東口の区画整理で整備中の地下式調整池を現地調査しました。
この地下式調整池は、草加市の新田駅東口土地区画整理事業にともない雨水の流出を抑制する施設として、公園予定地の地下に建設が進められています。台風や大雨の際に、まちを守る重要な施設です。
完成すると長さ25.85m×幅6.6m×高さ4.6mで貯留量523㎥(令和5年9月定例会答弁より)の貯留槽になります。
学校の25mプール(400㎥超)より一回り大きいサイズです。
調査した日は、掘った地下にコンクリート製の壁や天井の設置中でした。
下の写真は、クレーンで吊るした天井部分を設置するところです。
草加市はどこを掘っても水が出やすい地形で、この場所も地下1m50cm位から水が染み出てきていました。調査中も土が崩れないようにする土留めの壁から水道のように水が噴き出してくる場面がありました。現場の方によると、砂や貝殻の地層もあったようです。
工事は2023年度からはじまり、今年9月30日までの工期で進められています。完成すると地下に埋まり見ることができないため、工事中が施設内を確認できる唯一のタイミングでした。調査に応じてくださった現場の方々に感謝です。
なお、新田駅西口で進めている土地区画整理事業ではさらに大きいサイズの地下式調整池が整備される予定です。東口の地下式調整池で2億5千万円規模の大きな財源をともなう事業ですが、東西口の地下式調整池により駅周辺区域を守る水害対策が大きく進みます。
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