草加市が策定した「新型コロナウイルス感染症による草加市と市民生活の変化(草加市コロナレポート2020-2021)」の主な特徴をまとめました。
草加市では2020年3月13日に初めて新型コロナウイルス感染が確認されました。これまで経験したことのない感染症の影響による草加市と市民の皆様の生活の変化をデータと数字で見える化したレポートです。「草加市でもこういう影響が生じていたのか」と再認識させられる貴重な資料です。
※添付画像はすべて草加市コロナレポート2020-2021より抜粋しました。
<外国人人口の増加率が鈍化、パスポート交付減>
草加市における外国人人口の増加率は毎年10%台で推移していましたが、2020年は4.9%、2021年は1.01%まで鈍化しています。
海外旅行や海外出張の減少などによりパスポートの交付件数は2019年度の7963件から、20年度は1184件まで大幅に減少して推移しています。
<巣ごもり・在宅で家庭の水道利用やゴミ処理が増加>
新型コロナの拡大により草加市内業務用の水道利用は大幅に減少し、2020年度は1361㎥/日まで減りました。一方で、一般用の水道利用は巣ごもりや在宅勤務の増加などにより6万2600㎥/日まで増加しました。その後の21年度は、業務用も一般用も変動幅が落ち着いています。
2020年度のゴミ処理量は4万7255tで、前年度より922t増加しました。その後の21年度は例年の水準に戻りました。
<草加市内駅の乗降客数、観光客数が減少>
2020年度における草加市内4駅の1日平均乗降客数は合計16万人で、前年度の4分の3まで減少しました。最も減少率が大きかった駅は獨協大学前<草加松原>駅で、前年度の3分の2(1日平均6万人→4万人)まで落ち込みました。当時、学生数8千人をこす獨協大学がオンライン授業等へ移行したことなども大きく影響したものと思われます。データでは、草加駅と獨協駅で1日平均2万人も乗降客が減っていたようです。
また、草加市への入込観光客数も2019年度の約97万人から、20年度は約11万人まで急減しました。21年度は前年度より増加しましたが、コロナ拡大前水準からは大幅に減少したままとなっています。
<こども医療費、子ども急病夜間クリニックとも減小>
こども医療費の支給件数は、2019年度の約44万件から20年度は約33万件まで減少しました。また、草加市立病院内にある子ども急病夜間クリニックの利用も、2019年度の4911件から20年度は1731件に急減しました。
<市税収入はコロナ前水準を維持>
税収の根幹である市税収入は、2019年度の375億3195万円を増加傾向が続いていました。新型コロナ拡大後、その増加傾向は止まりましたが、374億円から375億円の水準を維持して推移しています。当初は新型コロナ拡大により大幅な減収見通しでしたが、ピーク時の水準が維持されています。
※市税収入には、個人市民税や法人市民税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税、都市計画税があります。
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