草加市役所の障がい者採用試験について、2022年度の実績をまとめました。
2022年度実施の障がい者を対象とした採用試験は3回(6月、9月、1月)おこなわれました。合計26人の方が受験され、4人の方が採用されました。なお、採用試験の申込者の延べ人数は、身体障がい者6人、精神障がい者25人の合計31人です。2019年度のルール改正(身体障がい限定枠の撤廃)が効果を発揮しています。
草加市によると、採用試験の実施にあたっては、車イスを利用している方に個別の机をご用意することや、聴覚に障がいのある方に職員1人を専属で配置して試験の注意事項の説明をするなど、個々の受験者に応じたできる限りの対応を図っているとのことです。
ただし、草加市役所の障がい者雇用率は、埼玉県内40市で断トツ最下位の1.72%(※)です。2022年度の4人の採用実績は、次回(2023年6月1日)の集計結果に反映されますが、それでも法定雇用率2.6%に対する不足人数17.5人には遠く及びません。さらなる障がい者雇用の改善・推進を!
(※)厚生労働省埼玉労働局の公表値、2022年6月1日時点
【参考】障がい者を対象とした草加市役所職員採用試験の改善の流れ
- 2015年度:受験可能な年齢上限を30歳から40歳に拡大
- 2017年度:受験可能な年齢上限を40歳から45歳に拡大
- 2019年度:身体障がい者限定から障がいの区分に関わらず応募・受験できるように改善
関連記事➡佐藤のりかず公式ブログ「【草加市の障がい者雇用率】埼玉県内40市で断トツの最下位 2023年8月18日付」
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