草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

公正・共生・多様性による「じぞくまちプロジェクト」推進中!
草加の「知りたい」が分かるブログを目指します

草加市の新型コロナ感染状況をまとめました③分析結果

2020年07月24日 | 市政・議会・活動など
昨日、一昨日と続けて、草加市の新型コロナ感染状況のまとめを掲載しました。これらデータから感じた点を書きました。
あくまでも、7月18日までに草加市内で確認された新型コロナウイルス感染症の感染者(陽性確認者)56人についての考察ですので、その内容が新型コロナの傾向や特徴を示すものではありません。あくまでも参考程度の情報です。

<感染者は20代・30代が多い傾向>
7月18日までに確認された新型コロナ感染者56人で、年齢層では”20才~39才”が最多の22人で全体の39%を占めている。職業別では、”会社員”が最多の25人だった。
また、7月から再び感染者が増加し、7月の感染者19人(18日時点)のうち12人(63%)が”20才~39才”の層で、反対に”60才以上”の層は確認されていない。

<60才以上の感染者は発熱症状がほとんど>
年代別の発熱症状をみると、”60才以上”の感染者8人のうち、7人が37度以上の発熱か”発熱あり”に該当。一方、”20才未満”は感染者5人のうち、37度以上は2人(40%)だった。


<症状は咳や臭覚・味覚異常が最多>
最も多い症状は”咳”の14人。2番目は”臭覚異常・障害”の13人、3番目は”味覚異常・障害”の12人だった。

①1番症状が多く出ている“咳”の感染者について
・新型コロナ感染者で、咳の症状が現れた方は合計14人だった。
・14人のうち、37度以上の発熱は10人だった。残り4人のうち、3人が“発熱記載なし”で、1人が“36度台”だった。
・14人の年齢は、“20才~39才”が9人、“40才~59才”が5人だった。(“20才未満”と“60才以上”はゼロ)
・14人に現れた別の症状は、臭覚や味覚の異常・障害、倦怠感、咽頭痛、頭痛などが確認されたが、どれも1人から3人であり同じ症状が現れるような傾向は確認できなかった。

②2番目に多い症状の臭覚・味覚異常の感染者について
・新型コロナ感染者で、臭覚もしくは味覚に異常・障害の症状が現れた方は合計14人だった。
・14人のうち、11人は臭覚・味覚ともに異常・障害の症状が現れた。臭覚のみは2人、味覚のみは1人だった。
・14人のうち、37度以上の発熱もしくは“発熱あり”は8人だった。残り6人は“発熱記載なし”だった。
・14人の年齢は、“20才未満”と“20才~39才”が各3人、“40才~59才”が7人、“60才以上”が1人だった。
・14人に現れた別の症状は、咳や倦怠感、咽頭痛、頭痛、鼻水などが確認されたが、どれも1人から2人であり同じ症状が現れるような傾向は確認できなかった。
・草加市で確認された“20才未満”の陽性確認者5人のうち、3人に味覚異常・障害の症状が確認された。


<そもそも県の公開情報に課題>
分析をして実感したことは、埼玉県の公開情報が不足している点と、バラバラという壁にぶつかりました。
本来であれば、感染経路や生活圏、通勤地域、市内での地域的な状況などの分析が重要となりますが、それら正確なデータは入手できませんでした。
もちろん感染者が特定されないよう個人情報の取り扱いは最大限必要です。しかしながら、市役所の担当職員ですら、県が公表した以上の情報を持ち合わせていません。これでは、最も最前線で新型コロナ対策に取り組む市町村が、実態に即した対策を打つことができません。
また、埼玉県の情報の記載方法もバラバラでああったり、はっきりしない曖昧な点が多く、分析をするには困難な点がいくつもありました。県の集約体制や集約項目の再検証が必要です。


関連リンク⇓
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました①年齢・職業別】
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました②発熱・症状別】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草加市の新型コロナ感染状況をまとめました②発熱・症状別

2020年07月23日 | 市政・議会・活動など
7月18日までに草加市内で確認された新型コロナウイルス感染症の感染者(陽性確認者)56人について、発熱や症状等の分類でまとめました。

①感染者の6割超が37度以上か発熱あり
新型コロナウイルス感染症の感染者(陽性確認者)56人の発熱割合をみると、”37度以上の発熱”や”発熱あり”の感染者が全体の63%(35人)を占めています。
一方、36度台の平熱か無症状の感染者が7%(4人)います。また、県が公表した情報では、咳や臭覚・味覚障害などの自覚症状があるものの発熱については記載されていない感染者(発熱記載なし)が全体の3割(17人)を占めています。


※統計にあたって、発熱が「36度から37度」の方は36度台に、「37.5度~38度」は37度台にカウントしています。

②60才以上は37度以上の発熱症状がほとんど
年代別の発熱症状をみると、”60才以上”の感染者8人のうち、7人が37度以上の発熱か”発熱あり”に該当していました。
”40才~59才”では、感染者20人のうち12人(60%)が37度以上の発熱か”発熱あり”でした。同様に、”20才~39才”では、感染者23人のうち13人(56%)が37度以上の発熱か”発熱あり”でした。一方、”20才未満”は感染者5人のうち、37度以上は2人(40%)でした。




③症状は咳や臭覚・味覚異常が上位に
7月18日までに確認された新型コロナ感染者56人の症状をみると、最多は”咳”の14人でした。
2番目は”臭覚異常・障害”の13人、3番目は”味覚異常・障害”の12人、4番目は”頭痛”と”咽頭痛”が各8人、6番目は”倦怠感”の7人、7番目は”呼吸苦・困難”や”関節痛”、”吐き気・嘔吐”、軟便・下痢”が各3人でした。その他にも、食欲低下や痰、鼻汁、筋肉痛、鼻かぜ症状、悪寒、扁桃腺の腫れなどが報告されています。




※表はすべて、草加市新型コロナウイルス対策課に調査依頼した感染者一覧をもとに佐藤憲和が作成しました。本来であれば、感染者の生活圏や通勤地域などの分析も行いたいところですが、埼玉県が公表している限られたデータのみの分析です。

関連リンク⇓
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました①年齢・職業別】
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました③分析結果】
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草加市の新型コロナ感染状況をまとめました①年齢・職業別

2020年07月22日 | 市政・議会・活動など
7月18日までに草加市内で確認された新型コロナウイルス感染症の感染者(陽性確認者)56人について、年齢や濃厚接触者等の分類でまとめました。

①感染者数が7月から再び増加に
新型コロナウイルス感染症の感染者(陽性確認者)数の年齢別推移をみると、4月が最多の26人でした。5月と6月は各5人でしたが、7月は増加して19人(18日時点)の陽性が確認されています。7月の感染者19人のうち12人(63%)が”20才~39才”の層で、反対に”60才以上”の層は確認されていません。




②感染者数は”20才~39才”が39%を占める
7月18日までに確認された新型コロナ感染者56人の年齢別一覧をみると、最多は”20才~39才”の22人で全体の39%を占めます。次に多い年齢層は”40才~59才”の21人で、次いで”60才以上”の8人、”20才未満”の5人です。




③職業別では会社員25人が最多
7月18日までに確認された新型コロナ感染者56人の職業別一覧をみると、”会社員”が最多の25人でした。2番目以降は”無職”が9人、”パートタイマー”が6人、”自営業”が5人、”学生”が4人と続きます。
※表は、埼玉県が公表している職業名のままでまとめました。




④濃厚接触者は同居家族・親族が最多
7月18日までに確認された新型コロナ感染者56人の濃厚接触者をみると、調査中の30人を除いて”同居家族・親族に陽性患者あり”が最多の14人でした。感染ルートは家族内感染が多い状況が伺えます。
次いで、”勤務先・職場同僚に陽性患者あり”と”陽性者との接触あり”が各6人でした。





※表はすべて、草加市新型コロナウイルス対策課に調査依頼した感染者一覧をもとに佐藤憲和が作成しました。本来であれば、感染者の生活圏や通勤地域などの分析も行いたいところですが、埼玉県が公表している限られたデータのみの分析です。


関連リンク⇓
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました②発熱・症状別】
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました③分析結果】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

声の広報が8月5日号から再開されます!草加市

2020年07月21日 | 市政・議会・活動など
新型コロナにより提供が休止している草加市の”声の広報”が、ボランティア団体のご協力により8月5日号から再開されることになりました。

草加市の広報誌「広報そうか」は、視覚に障がいのある方への対応として、点字による広報と音声による広報があります。
このうち、”声の広報”は、委託先の社会福祉協議会から、作業をおこなうボランティア団体が新型コロナで活動休止する申し出があったとにより、3月20日号より休止していました。
提供休止に対して、石田恵子議員が草加市議会6月定例会で、発行責任者である草加市が工夫して発行を継続させるよう求めていました。
※詳細は→佐藤憲和ブログ【障がい者の情報保障をー新型コロナで声の広報が休止に】

また、草加市障害福祉課によると、今後は新型コロナの拡大局面でもテレワークのような方法などを活用して、声の広報を継続発行できるよう調整しているとのことです。

情報が必要な時に、必要な情報提供を
石田議員のもとには、市民から「この前、市役所から特別定額給付金の案内を頂きましたが、表に点字で表記してくれていました。感動しました」との声が寄せられました。こうした行政の姿勢がさらに広がって欲しいです!
長年にわたり障がい者分野に携わってきた石田議員と連携し、他の者との平等を基礎とする視点に立って、情報が最も必要な時にダイレクトに情報が提供できる体制の構築を求めていきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草加市職員採用試験で情報分野の経験者を募集

2020年07月20日 | 市政・議会・活動など
草加市は、2021年1月1日付採用予定の市職員採用試験(第2回)で「情報」分野の事務職を募集するとのことです。
草加市職員課によると、昨年度に初めて「情報」枠での募集をおこないましたが採用実績がなかったため、今回の採用試験が決まれば、市として初めての「情報」枠での採用になります。なお、今後も同様の募集があるかは分かりません。

対象は、昭和55年4月2日以降に生まれた高卒以上の方で、7月1日時点において①ネットワーク及びサーバの設計又は構築経験を3年以上有する者や、②アプリケーションの設計又は構築経験を3年以上有する者、③システム開発プロジェクト(概ね10名以上)において指揮監督を行う監督職等(プロジェクトマネージャー等)の経験を有する者としています。

受付期間は7月31日~8月14日で、申請方法は郵送のみ。9月20日に第1次試験が行われる予定です。
※新型コロナの状況などにより日程等が変更になることがあります。

市役所業務の情報化が進むなかで、住民自治や行政運営を情報面から支えて頂く重要な柱となる即戦力の募集です。
ご興味のある方は、ぜひ採用試験にエントリーしてください!

詳細は、草加市役所ホームページ
■令和2年度(2020年度)草加市職員採用試験(第2回)【事務(情報)】を実施します

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする