昨日、一昨日と続けて、草加市の新型コロナ感染状況のまとめを掲載しました。これらデータから感じた点を書きました。
あくまでも、7月18日までに草加市内で確認された新型コロナウイルス感染症の感染者(陽性確認者)56人についての考察ですので、その内容が新型コロナの傾向や特徴を示すものではありません。あくまでも参考程度の情報です。
<感染者は20代・30代が多い傾向>
7月18日までに確認された新型コロナ感染者56人で、年齢層では”20才~39才”が最多の22人で全体の39%を占めている。職業別では、”会社員”が最多の25人だった。
また、7月から再び感染者が増加し、7月の感染者19人(18日時点)のうち12人(63%)が”20才~39才”の層で、反対に”60才以上”の層は確認されていない。
<60才以上の感染者は発熱症状がほとんど>
年代別の発熱症状をみると、”60才以上”の感染者8人のうち、7人が37度以上の発熱か”発熱あり”に該当。一方、”20才未満”は感染者5人のうち、37度以上は2人(40%)だった。
<症状は咳や臭覚・味覚異常が最多>
最も多い症状は”咳”の14人。2番目は”臭覚異常・障害”の13人、3番目は”味覚異常・障害”の12人だった。
①1番症状が多く出ている“咳”の感染者について
・新型コロナ感染者で、咳の症状が現れた方は合計14人だった。
・14人のうち、37度以上の発熱は10人だった。残り4人のうち、3人が“発熱記載なし”で、1人が“36度台”だった。
・14人の年齢は、“20才~39才”が9人、“40才~59才”が5人だった。(“20才未満”と“60才以上”はゼロ)
・14人に現れた別の症状は、臭覚や味覚の異常・障害、倦怠感、咽頭痛、頭痛などが確認されたが、どれも1人から3人であり同じ症状が現れるような傾向は確認できなかった。
②2番目に多い症状の臭覚・味覚異常の感染者について
・新型コロナ感染者で、臭覚もしくは味覚に異常・障害の症状が現れた方は合計14人だった。
・14人のうち、11人は臭覚・味覚ともに異常・障害の症状が現れた。臭覚のみは2人、味覚のみは1人だった。
・14人のうち、37度以上の発熱もしくは“発熱あり”は8人だった。残り6人は“発熱記載なし”だった。
・14人の年齢は、“20才未満”と“20才~39才”が各3人、“40才~59才”が7人、“60才以上”が1人だった。
・14人に現れた別の症状は、咳や倦怠感、咽頭痛、頭痛、鼻水などが確認されたが、どれも1人から2人であり同じ症状が現れるような傾向は確認できなかった。
・草加市で確認された“20才未満”の陽性確認者5人のうち、3人に味覚異常・障害の症状が確認された。
<そもそも県の公開情報に課題>
分析をして実感したことは、埼玉県の公開情報が不足している点と、バラバラという壁にぶつかりました。
本来であれば、感染経路や生活圏、通勤地域、市内での地域的な状況などの分析が重要となりますが、それら正確なデータは入手できませんでした。
もちろん感染者が特定されないよう個人情報の取り扱いは最大限必要です。しかしながら、市役所の担当職員ですら、県が公表した以上の情報を持ち合わせていません。これでは、最も最前線で新型コロナ対策に取り組む市町村が、実態に即した対策を打つことができません。
また、埼玉県の情報の記載方法もバラバラでああったり、はっきりしない曖昧な点が多く、分析をするには困難な点がいくつもありました。県の集約体制や集約項目の再検証が必要です。
関連リンク⇓
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました①年齢・職業別】
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました②発熱・症状別】
あくまでも、7月18日までに草加市内で確認された新型コロナウイルス感染症の感染者(陽性確認者)56人についての考察ですので、その内容が新型コロナの傾向や特徴を示すものではありません。あくまでも参考程度の情報です。
<感染者は20代・30代が多い傾向>
7月18日までに確認された新型コロナ感染者56人で、年齢層では”20才~39才”が最多の22人で全体の39%を占めている。職業別では、”会社員”が最多の25人だった。
また、7月から再び感染者が増加し、7月の感染者19人(18日時点)のうち12人(63%)が”20才~39才”の層で、反対に”60才以上”の層は確認されていない。
<60才以上の感染者は発熱症状がほとんど>
年代別の発熱症状をみると、”60才以上”の感染者8人のうち、7人が37度以上の発熱か”発熱あり”に該当。一方、”20才未満”は感染者5人のうち、37度以上は2人(40%)だった。
<症状は咳や臭覚・味覚異常が最多>
最も多い症状は”咳”の14人。2番目は”臭覚異常・障害”の13人、3番目は”味覚異常・障害”の12人だった。
①1番症状が多く出ている“咳”の感染者について
・新型コロナ感染者で、咳の症状が現れた方は合計14人だった。
・14人のうち、37度以上の発熱は10人だった。残り4人のうち、3人が“発熱記載なし”で、1人が“36度台”だった。
・14人の年齢は、“20才~39才”が9人、“40才~59才”が5人だった。(“20才未満”と“60才以上”はゼロ)
・14人に現れた別の症状は、臭覚や味覚の異常・障害、倦怠感、咽頭痛、頭痛などが確認されたが、どれも1人から3人であり同じ症状が現れるような傾向は確認できなかった。
②2番目に多い症状の臭覚・味覚異常の感染者について
・新型コロナ感染者で、臭覚もしくは味覚に異常・障害の症状が現れた方は合計14人だった。
・14人のうち、11人は臭覚・味覚ともに異常・障害の症状が現れた。臭覚のみは2人、味覚のみは1人だった。
・14人のうち、37度以上の発熱もしくは“発熱あり”は8人だった。残り6人は“発熱記載なし”だった。
・14人の年齢は、“20才未満”と“20才~39才”が各3人、“40才~59才”が7人、“60才以上”が1人だった。
・14人に現れた別の症状は、咳や倦怠感、咽頭痛、頭痛、鼻水などが確認されたが、どれも1人から2人であり同じ症状が現れるような傾向は確認できなかった。
・草加市で確認された“20才未満”の陽性確認者5人のうち、3人に味覚異常・障害の症状が確認された。
<そもそも県の公開情報に課題>
分析をして実感したことは、埼玉県の公開情報が不足している点と、バラバラという壁にぶつかりました。
本来であれば、感染経路や生活圏、通勤地域、市内での地域的な状況などの分析が重要となりますが、それら正確なデータは入手できませんでした。
もちろん感染者が特定されないよう個人情報の取り扱いは最大限必要です。しかしながら、市役所の担当職員ですら、県が公表した以上の情報を持ち合わせていません。これでは、最も最前線で新型コロナ対策に取り組む市町村が、実態に即した対策を打つことができません。
また、埼玉県の情報の記載方法もバラバラでああったり、はっきりしない曖昧な点が多く、分析をするには困難な点がいくつもありました。県の集約体制や集約項目の再検証が必要です。
関連リンク⇓
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました①年齢・職業別】
佐藤憲和ブログ【草加市の新型コロナ感染状況をまとめました②発熱・症状別】