福井県出身の私としては 連日の原発の報道は 気になる。
福井県にも 関西電力の原発がたくさんある。
原発は県の南側、私が住んでいたのは北側。
それでも 風向きによっては モロに影響を受けると、小学校のとき先生が言っていた。
原発無しでは 日本はやっていけないんだろうか。
ある報道番組で 他の自然エネルギーでの発電方法などを紹介してた。
なるほど、こうやっていろいろあるのに 何であんな危険なものを・・・
原発反対 と言いながら 贅沢に電気を使っている我々も悪いのだろうか。
出かければ エレベーターやエスカレーターにも乗っちゃうし、冷えた飲み物もうれしい。
スイッチ１つでちゃんとご飯が炊けたり、洗濯が出来たりする。
家に電話があるのに 携帯電話だって使っている。
電気を贅沢に使うことが 当たり前になっている。
そして その電気料金は 安いほうがうれしい。
原子力発電は コストが安いらしい。
でも こんな事故がおきて 補償や住民の被害を考えたら ぜんぜん安くない。
今回の事故で 原発の仕組みがよく分かった。
もし今、日本の原子力発電所を停止する、と決めたとしても すぐには安全にはならないようだ。
「使用済み核燃料」が 安全な状態になるのは 何年かかるのだろう。
施設から 放射能が完全になくなるのは いつになるのだろう。
そもそも 停止したからって 何年か後にでもいいから 解体なんてできるのだろうか。
チェルノブイリのように コンクリートで固めても 劣化して 放射能が漏れているというし。
福島原発の被害を受けた方々には申し訳ないが、これを教訓に すべての原発を早急に「廃炉」にしてほしい。
今起きる可能性の高い東海地震エリアにも 原発がある。
もちろん海のそば、津波の影響も受けるだろう。
同じことが繰り返されないように、と思う。
もし 同じような事故になれば 今度は世界中が 日本にあきれるんじゃないか？
余談だが 中部電力「でんきの科学館」という施設がある。
そこに 「震度７になると 民家は倒れ、原発は大丈夫」という展示物があるそうだ。
原発と民家の模型があり 来館者が手元の球体を動かすと 模型が地震のように揺れる。
激しく揺らし、震度７になると 原発は倒れないが 民家は倒れる・・・という仕組みらしい。
震災後、不謹慎だと指摘を受けて 現在は中止しているらしいが・・・。
模型は倒れなかっただろうけど 安心安全だという伝説は崩れた。