「強みの上に自己を築け。強みを生かし、栄養を与え、決して栄養失調にしてはならない。不得手なものを並みの水準にするには、得意なものを一流にするよりもはるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。あらゆるものが強みによって報酬を得る。弱みによって、人は何かを成し遂げることはできない。」
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赤字幅が減ってきたことを理由に東芝が定期昇給維持というニュースをみた。定期昇給はこの金言から導くと、 . . . 本文を読む
「事業機会の発見とその実現には、心理的な困難がともなう。確立された習慣の破壊を意味するがゆえに、内部の抵抗を受ける。それはしばしば、最も誇りにしてきた能力の放棄を意味する。」
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事業機会の発見。これは組織の問題である以前に経営者の内部心理の問題でもある。飛躍と矛盾のある選択肢を常に今の延長として暖めるという胆力は教育できない。矛盾と困難に立ち向かう事は教育できる。しかし矛盾と困難を . . . 本文を読む
「産業と市場の構造は、予定されたもの、自然の法則、永遠のものと思わせるほどに堅固に見える。だからこそ、その変化はイノベーションの機会となる。」
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医療経済は江戸時代のようになにも変わらないように見えるが、保険外でも保険よりも安い薬剤やサービスの提供は一部の薬剤ではすでに可能であり、患者負担割合が5割になれば、競争優位性が生じる。やりかたによればボリュームゾーンのビジネスモデルとして . . . 本文を読む
「イノベーションに優れた組織は、科学的あるいは技術的な重要度によってではなく、顧客への貢献によってイノベーションを評価する。」
「企業が生み出すものは、満足した顧客である。病院が生み出すものは、治癒した患者である。学校が生み出すものは、学習したことを10年後に使う卒業生である。」
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顧客への貢献、これが最終的に利益になり事業が継続する。
優れた経営は利益を出しているが、逆が真と . . . 本文を読む
「いかなる事業であっても焦点を絞らなければならない。多角化が成功するのも情報があるときだけである。」
「強みに集中せよとの格言は常に正しい。組織は多角化していないほどマネジメントがしやすい。」
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この不況で多角化を考えている経営者は多いのではないか。
多角化を考える上で、はずしてはならないのは、前半部分、そして如何にして焦点を絞るか。
①経営資源から絞るのか、②市場ポジション . . . 本文を読む
「間違いや失敗をしたことのない者だけは信用してはならない。そのような者は、無難なこと、安全なこと、つまらないことしか手をつけない。人は優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを行うからである。」
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「勝ち戦より、多くの撤退戦を経験し、今生き残っていることを褒めてもらいたい」
孫正義ソフトバンク社長
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ベンチャービジネスは真剣勝負だから大企 . . . 本文を読む
「知識労働者の動機づけは、ボランティアの動機づけと同じである。ボランティアは報酬を手にしない。それゆえに仕事そのものから満足を得なければならない。」
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はプライドである。これが有効であり且つ厄介なものとなる。知識労働者はプライドが使命と一致した快感の虜となっている。金銭や寝食を忘れて仕事をする。
だからこそ、使命の個と全体の調和(個人と組織)関係に注意しなければ厄介なものとなる。
. . . 本文を読む
「コミュニティと家族は安定のためのものである。安定を求め、変化を阻止し、あるいは変化を減速しようとする。しかしわれわれは、人の手によるあらゆるものが歳をとり、硬直化し、陳腐化し、苦しみに変わることを知っている。」
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安定した経営が賞賛されるのは、変化しないからではなく、企業の使命が一貫しているからだ。
コミュニティと家族をここに敢えてしめす理由は、家族的経営や、運命共同体を意識し . . . 本文を読む
「成果とはつねに成功することではない。そこには、間違いや失敗を許す余地がなければならない。」
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資源採掘を行うとき、ここには埋蔵してないという掘削は重要な情報でありそれ自身が進捗である。
失敗情報にも2種類ある。掘削者自体が無能か手抜きか当事者能力がないときのネガティブ情報と手ごたえが本当にないときのネガティブ情報。余裕のある会社は秘密裏に双方の情報を遮断し同じ掘削をさせること . . . 本文を読む