運が悪けりゃ

本日の天気はと

『何かあっても死ぬだけなのに』

とは、「東京電力福島第一原発1号機・3号機が立て続けに水素爆発をした後、1Fに残った職員・作業員」、いわゆる「フクシマ50」と呼ばれる方々の内、一人の作業員が発した言葉です。

某週刊誌には、

『死んでもいい人間を用意してくれ』

と協力会社の社長が上会社から言われていたらしい旨が掲載されておりましたが、直接的にそーゆー言い方はなかったとしても、ニュアンスはあったのかもしれませんね。わからないですけど。

また、その記事によると、彼ら作業員の人数や年齢、また、支給された危険手当の金額等はプライバシー保護の観点から公表されていないそうです。

のちのちのことを考えると、理屈抜きに、そうせざるを得ないというところでしょうか。

話は戻って、先の発言をなさった方は、どちらかというと、そーゆー危機的状況に逆に興奮した状態であった胸の内を吐露していることから、変な話、記事中で悲惨は滲み出てこないんですが、それでも、この言葉の背景を思うと、やはり刹那を感じてしまいます。

小学校の頃かな、よく聴いてた曲の中で

『運が悪けりゃ死ぬだけさ』

ってあって、そんときはあんまし感じなかったけど、今ならわかるよね。ホント、そうだと思う。

「フクシマ50」の人たちだって、原子力がなんだの核がどーだのと、あれこれ考えて就職したワケじゃーなく、普通の感覚で就職しただけでしょう。

「安全に作業を行えば、安全です。」

と言われ、そのお立場で考えたら、やらざるを得ないんだろう、そう思うのです。

ふと我に立ち返ると、確かに、最悪、死ぬだけなのよね。

別に、彼らを賞賛しているんでは決してないんだけど、さっきの曲の中で

『どうせ一度の人生さ』

とあるとおり、やるべきことをやれば、いいんだとね、思いました。というか、決心しました。

それくらいのインパクトを、冒頭の言葉一つで、わたくしめに与えております。

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