ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

老朽化とゲームと

2018-09-28 05:58:00 | 不動産鑑定
本日の天気は

これは面白い



最後コケたとき怪我してなきゃいいけどね。

さて、ここんとこ築年数の古いマンションをちょいちょい見る機会が多く、少し感じるところもあるので備忘録的に本日は記しておきます。

戸建と決定的に違うのは、関わってる人たちがどこのマンションでも多いってことです。

多ければ多いほど、話が進むモノも進まなくなる。

ですんで、手っ取り早くは窓口と決定権の一本化、すなわち理事長の首の据替ってのが荒治療の第一段階となります。

で、問題はここからでして、まぁ、人間模様といいますか、動機が様々でございますから、要はカネをそこにいくら掛けるんだという根本の考え方がてんでバラバラな状態になっちゃってる。

そこをどーやって一つに集約するかってのが、なんとも将棋チックと申しましょうか、まるでカードゲームなんぞをしているよーな、そんな様相を呈してまいります。

今ですと、賃貸して日本人じゃない方が多く住まわれているところもザラにありますから、日々の利用という面ではゴミの出し方しかり、滞納ペースしかり、予想外なこともしばしば起こります。

その一つ一つに対処しつつ、マクロ的な解決策を模索するということが、そこかしこの年代の古いマンションで日常的に繰り広げられているんですね。

このままいくと、10年後には築40年以上のマンションが180万戸超となりますが、同時に空き室も増加してくるワケで、そーなれば益々管理や修繕が困難になると。

作ったときは作ったときで売り抜けて、そんでもって系列の管理会社に抱かせ、頃合いのいい時期まで管理して、テキトーにマージンをそこから2~3割得たら、あとはドロンってなパターンがね。如何なモノでしょうか?

何れにせよすべてはコミュニケーションに掛かっているのかなぁと感じます故、今一度われわれも評価の際には物件、というか、マンション全体のことをよくよく把握していかないとなーと思う今日この頃でございます。はい。




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