「大汝峰」から見た「御前峰」です。
石川県側と違って岩がゴツゴツして荒々しい姿を見せ ここが火山であったことがよくわかりますね。
「大汝神社」を参拝して ゆっくり過ごした後は、比神社の奥宮がある「御前峰」の山頂を目指します。
登って来たルートを一度戻って、血ノ池方面(時計回り)に進みます。
しかし、後から登って来た人は山頂でビールを飲んでましたが、この下りは大丈夫なのだろうか・・・?
しばらく進むと「血ノ池」の側を通過します。 名前とは違って、淡いグリーンです。
この辺でルート(踏み後)が曖昧になって迷うハメに・・・ 見晴らしが良いので特に焦ることもないんですがね。
白山には、大小7つの池があり、これらのほとんどが火口の跡です。
そして その中でも最も大きい「翠ヶ池」の畔にでます。
「翠ヶ池」は古文書によると長久3年(1042年)の噴火でできたと云われ、翠色の水を蓄えて神秘的です。
白山も10時を過ぎると辺りにガスがかかってきますので、進む方向を間違えないよう注意が必要です。
途中にスパっと岩を割ったような道を通過しますが、これも自然に出来たものなのかなぁ・・・?
次に現れるのが「剣ヶ峰」の麓にある「紺屋ヶ池」です。
こうやって「お池めぐり」をするだけでも十分に白山の景観を楽しめますよ。
その「剣ヶ峰」、名前の通り鋭い岩の山でひと際 存在感を示しています。
山頂には行けるようですが、登山道がなく浮き岩も多くて危険を伴うので、よほどでないと登ることはない山です。
今回は目的ではないので行きたい気持ちを抑えてパス・・・ 次回は必ずこの「剣ヶ峰」の頂きを極めたいと思っています。
1000年前は火口のど真ん中だった場所を歩いて、これから登る「御前峰」を望みます。
ルートは中央付近から右手に見える大岩(御宝庫)を目指し一気に登り、そこから峰づたいに山頂に向かいます。
こちら側は完全に逆ルートでしたね。
上からゾクゾクと降りてくる人は居るんですが、下から登る人はボクひとりです・・・
それもそのはず、正面側と比べても明らかに登り難く疲労度も違いましたわ。
最後の登りも岩場・・・ 「大汝峰」の後だけに太ももの疲労もイイ感じです。
11時28分、霊峰白山「御前峰」山頂に到着・・・ さすがにここは登山客で賑わっていました。
約1年ぶりの登拝です。 一年間、ありがとうございました。(感謝)
ちょっとガスってきて展望も悪くなってきましたが、雲の隙間から見える山々も素晴らしいものですね。
ここでも一服、もう一つのおにぎりをパクリ・・・
12時過ぎに室堂に帰ってきました。
いやぁ・・・ 久しぶりに楽しく充実した登山でした。(本当に天候にも恵まれ最高でした)
今回、「白山三山」の「大汝峰」と「御前峰」の2峰を登拝することができましたが、残るはもう1峰 「別山」です。
今年中に行けたらいいなぁ、と思ってますが 果たして行く いや、行けるだろうか・・・(キモト)