運転に苦手意識のある私が、合唱の先生(実はとても尊敬している)を家まで送り届けるなんていうのは、至難の業。馬鹿だと思われない程度の会話を展開しつつ、うろ覚えの先生宅まで辿り着かなければいけないのだから。
若女将:(気の利いた会話を探している内に車線を間違える)
先生:とりあえず、方向指示器出したらー?
若女将:(無事、車線変更)あれ?どこで曲がるんでしたっけ?
先生:どこでもいーんだよー。
若女将:いや、どこでもったって。
先生:大丈夫、大丈夫。どこでも行けるから。
若女将:いや、そうは言ってもですね。
先生:川まで行かなければ、どこでも行けるよ。
若女将:じゃ、次曲がりますね。その後は、どこで曲がれば?
先生:どこでもいーんだよー。
やっぱり、私にはまだちょっとハードル高かったか。