若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

天国のブラームスさんに

2011-05-26 09:44:16 | マツモト写真

昨日の帰り道。今日撮影した服にも、全て『デザイン』した人がいるんだよなぁ。モデルさんが着ると、突然ステキな服に変身しちゃう服たちを見る機会があったら、デザイナー冥利に尽きるってもんだろうなぁ、なんてつらつらと考えていました。


 


先日読んだブラームスの伝記に、「もう年とったし、作曲から引退しよっかな。」と思ったとき、素晴らしいクラリネット奏者に出会って、その奏者に演奏して欲しい一心で、新たな作曲活動に入った、と書いてありました。もう彼が、相当な大御所になっていた頃のこと。その演奏を聴くことは、きっとブラームスさんにとって、「作曲家になって、良かったなー。人生悔いなしだなー。」と実感する至福のときだったかも、と思いました。


 


作品を創り出す人にとって、その作品がその後どんな風に表現されていくのかは、きっと期待と不安の入り混じったものなんだろう、と思います。


 


7月2日の私たちのコンサート(5月28日のメイコンサートが7月2日に延期されました)。もしかしたら天国のブラームスさんが、日本から聴こえてくる自分の作品に気付くかもしれません。彼が「Oh,NO!」(ドイツ語で何て言うか分からなかった・・・)と頭を抱えないように、「ふむ。なかなか、それなりに味のある演奏ではないか。」と思って下さるように、あと1か月頑張って練習しなくては。