18日夜中から明け方、今年のしし座流星群がピークだそうです。
10か月間の専業主婦生活を経て、フジカラーの工場(ナント青山にあった)でアルバイトをしたことがあります。いや、その時は「まさか」自分が写真館で働くことになるなんて、夢にも思ってなかったんですが、何となく写真の世界を覗いてみたいな、と思って。まだデジタル出始め、ネガ全盛の時代で、現像・プリントと、ポストカード印刷で大忙しだったその工場は、24時間体制。さすがに私は夜中のシフトはありませんでしたが、休みなしで年末まで突っ走る契約でした。
11月のある日。二代目が、「流星群だよ!東京じゃ見えないよ!今夜は足利に帰るよ!」と。ナント!彼の働いていた撮影スタジオは、次の日『流星群の翌日休暇』になるとか(彼の師匠はその日、東名を下って行ったらしい)。アルバイトを終えた私を拾った二代目は一路足利へ。一晩中夜空を眺めて、翌朝青山で降ろされた私は、ヨロヨロとアルバイトに向かったのでした。若かったなー(笑)。
で、流星群は見えたのか?
えぇ、えぇ、すっごいのが見れたんです、実は。よく絵に描くようなデッカイやつが。完璧、願い事を3個言い切れちゃうくらい、デッカイやつが。でも見たのは、私だけ。その瞬間、二代目と二代目父は、カメラの機材準備に大忙しで、「うぉーーーー!」という私の雄叫びで飛び出してきましたが、そのデッカイやつの尾っぽの先を見ただけでした。そして、それがその晩の最大級だったのでした。師匠から、「マツモト君!今の見た?すっごかったね!」と電話がかかってきて、激しく凹んでいた二代目と二代目父が面白かったなー(似たもの親子)。
明日の夜。頑張って起きててみようかな。高速乗らなくても足利に居るんだしね。スッゴイのが見られるかもしれないしね。