若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

昔友

2013-05-07 01:45:19 | 日々雑多

母が、短大時代の仲良しグループと温泉に行ってきたそうです。父が、「卒業後、〇十年経っても、毎年集まってるってすごいよなぁ。」と言っていました。

 

そのあとすぐ、私は友人の不幸がキッカケで、短大寮生活時代の旧友たちに再会しました。

 

神奈川県は秦野市(新宿から小田急で2時間弱!下手したら足利より東京から遠いぞ!)で、門限21時(特別許可をとれば23時)。部屋には、テレビなし、コンセントなし、電話なし(携帯・ネットは時代的になし)。外泊は親から電話連絡した上でのシスター認可制度あり。毎朝、毎晩の食事は、決められた班のメンバー8人でとること。朝は7時前に起床し、全員でお掃除。週に一度は、夜の自由時間に集合して御ミサに参列すること……

 

条件だけ並べると凄いけど(笑)、私はあの短大に入りたいというよりは、この寮生活に強烈に憧れて、あの学校を受験したのだから、若いころの自分が考えていたことというのは面白いです。そして、またその予想通り、その生活は私にとって、本当にとっても楽しい時間でした。友だちというよりは、姉妹に近い関係になっていく、濃密な時間を過ごし、20年前にたった1年間一緒に過ごしただけだったのに、今でもかけがえのない友だちばかりです。

 

とはいえ、日々に翻弄され、ずっとずっと会っていませんでした。だから今回、悲しい理由で長い空白のあと、みんなと顔を合わせるのがほんの少し不安でした。ものすごくよそよそしくなっちゃってたらどうしよう、お互い妙に大人な感じで会話が進んじゃったらどうしよう……って。でもそれは、無駄な心配でした。一瞬にして、時間は戻り(まさに時計の針がくるくるくる……と逆回転する感じ)、あの頃に戻っちゃった。

 

そういえば、私の母のお友だちグループも、20年間くらい全く会ってなかったって言ってたなー。きっと、何か(か、誰か)キッカケがあって、会う努力をするようになり、今のように定期的に集まるようになったんだろうなと思います。

 

「また、近いうち、絶対集まろうね。」と言って、駅で何本も電車を見送った後、バイバイしました。そこにもう京ちゃんは参加してくれないけど、私たちが集まる度に京ちゃんの話しをすることで、私たちの中に彼女はずっと居てくれるはず。京ちゃんがくれた今回の再会によって気付いたこと、大切にしていきたいと思っています。