安倍首相が掲げる「一億総活躍社会」これは日本の産業全般に良いことなのかもしれない。
男女が結婚し、両者とも「正社員」で、今の社会で『子供を産める環境』にあるのだろうか?
正直、「一人だけ産んで打ち止め」というところが関の山ではないか?
産んでも「クビ」になるかもしれない、「クビ」にならずとも「冷遇」されるかもしれない。
やる気満々の母親は遅くまで子供を預け、休日も出勤し、「馬車馬のように」働く。
それが収入維持となり、「子供の為」と、自分の仕事への情熱を子供の為と
言い訳し、子供が成長するにつけ、子供が何かしら問題になりかねない。
これは精神上のことであり、データにも出ている。
「女性が働くなと言うのか!」とお叱りを受けるかもしれない。
このような問題を考える時に私は「動物はどうしているのか?」考える。
基本的に動物は夫婦で子供を育てる場合、親のどちらかが子供に付きっきりになっている。
もしくは、母親がトップとなって自分の子供を中心とした群れ=グループを作り、
集団で狩りをしている。その時、誰かが子供の居る巣を守っている。
結局は兄弟になるわけだが、人間社会はどうだろうか?
専業主婦は付きっきり、であるが共働き家庭は「他人」に子供を預ける。
まだ、3歳にもなっていないのに。
脳の成長などでよく言われるのが、
3歳であるとか4、5歳の時に親とトータルして何時間居たか。
それが子供の発育に影響してくる。
今の子供が、大人が考えも付かぬほどの残忍な事件を起こすのは
少なからず幼少期の生育環境の影響があると思っている。
親が子に対して、凄まじい暴力を振るい結果死なせてしまうのは、
その親が生育環境の中で「満足な愛情」を受けてこなかったのだろう。
よく犯行に及んだ親の聴取の中で「子供が居ると、夫婦の時間が無くなる」という
驚くような自白を聞く。
世も末だ。
人間は、科学技術のような「道具の発達」に掛けては脳が飛躍して行くのだが、
ことに「愛憎」などの原始的な「感情の部分」に置いては脳は発達しないのだという。
みなさん思い当たるところがあるのでは?
てなわけで、子供の成育には「親の寄り添い」が大事だし、
それを国の犠牲にするのは「国がやせ細っていく」だけである。
ちなみに何が原因か知らぬが安倍夫妻には子供が居ない。
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