前回と同じデザインをもとに、丘陵のイメージを下絵具で描いてみました。周囲のランダムなデザインと森や山の幾何学文様に違和感を感じますが、下絵具がきれいに発色したので、明るい感じになりました。
①幾何文陶板「大雪山の原生林」 厚0.6、27.5×19.5
②幾何文陶板「大雪山の原生林」 厚0.6、26.5×18.8
③幾何文陶板「大雪山の原生林」 厚0.6、26.5×18.8
骨描きは、鉄絵を使っていますが、作品によって濃淡が表れています。鉄絵は、濃く塗ると濃い黒色に発色しますが、薄いと茶色ぽくなります。濃い色にするには、はじめから鉄絵の濃度を濃くして塗ればイイのですが、描くとき筆運びがスムースにいかないことがあるので工夫を要します。特に、③の骨描きは全体的に薄くムラが目立ちます。黒色を際立たせるには、下絵具を塗った後、仕上げにもう一度骨描きします。