一日一トライ~”その記憶の記録”

陶芸を主に、自分の趣味や興味関心事、日々のNewsや出来事などを記憶のあるうちに記録しています。

Ⓕ‐22.7月の庭の花de生け花(2/5)~「伊羅保舟形花器」に  7/10★

2023-08-21 07:00:00 | Ⓕ身近な素材de生花

 朝から風なく快晴で、北海道独特の”スッキリ爽やか!”の天気です。
 庭には、アルストロメリアガウラヘリオプシス(ローレインサンシャイン)アストラティアなどがたくさん咲き出しました。花材の豊富な今時季は、たっぷりいろいろな花を使いながら生けてみることにしました。なお、花器は使い勝手のいい「伊羅保舟形花器」で。


~花 材~


 アルストロメリア~ユリズイセン科アルストロメリア属


 ガウラ~アカバナ科ガウラ属



ヘリオプシス(ローレンサンシャイン)~キク科ヒマワリモドキ属 

 
アストラティア~セリ科アストラティア属



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=こんな感じに(^^♪=


  これを正面としてー


左横から


右横から


  来客時はこちらが正面



 ~花 器~




伊羅保舟形花器      H11.0、16.1×42.6 

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Ⓕ-21.7月の庭の花de生け花(1/5)~「色下絵具幾何文様水盤」に 7/4★

2023-08-20 07:00:00 | Ⓕ身近な素材de生花

本カテゴリーの今年のはじめに昨年に引き続き、主に月々の庭の花を使った生け花をUPしていきます。今年の場合は、過去に生けたものを含めて紹介していきますのでご了解ください。なお、内容もできるだけシンプルにするよう心掛けました。🌼

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 今日は朝から快晴で、最高予想気温は28℃まで上がるようです。
 早朝、涼しいうちに草取りか❣と思いましたが、ヘリオプシス(ローレインサンシャイン)アルストロメリアチョコレートコスモスバーベナユーホルビアなどの鮮やかな色合いが目に入り、「色下絵具幾何文様水盤」に生けてみよう!とスイッチが入りました。


~花 材~ 


ヘリオプシス(ローレインサンシャイン)~キク科ヒマワリモドキ属




アルストロメリア~ユリズイセン科アリストロメリア属


チョコレートコスモス~キク科コスモス属


バーベナ~クマツツジ科バーベナ属


 ユーホルビア~トウダイグサ科ニシキソウ属


アストランティア~セリ科アストランティア属


ヤマアジサイ~アジサイ科アジサイ属


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=こんな感じに(^^♪= 


庭から見たところ。ここを正面としてー


庭に向かって


 左側面から


 右側面から



正面やや斜め上から


~花 器~




色下絵具幾何文様水盤   H5.7、24.0×38.5

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Ⓘ‐29.ジャン・ジオノ著;「森に木を植えた男」考(2/2)~学んだこと

2023-08-19 07:00:00 | Ⓘ-ものの見方・考え方

 森に木を植えた男のような生き方は、古今東西類似した内容があります。
 直近のニュースでは、アフガニスタンで銃弾で倒れた医師;中村哲氏とも重なります。彼は、”病気の背景は干ばつによる水不足”であるとして、時には自ら重機を操り、大地に“命の水”をもたらそうと奔走した人です。
 また、江戸時代、禅海和尚によって掘られた「青の洞門」の話も有名です。和尚は、難所で通行人が命を落とすのを見て、ここにトンネルを掘ろう!と決心し、ノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたとのことです。


 これらのことを含め、この物語をどう捉え、学び、自分は何をなすべきか⁉、立ち止まって考えをめぐらせる機会を与えてくれました。

1.信念と無償の行為
 まず、これは将来を見据えいいこと!と、己の信念をもち実践し、失敗を繰り返しながらもやり抜く=克己心を強さを感じました。緑豊かな土地になれば、羊のエサになる牧草もたくさん生えることを期待していたかどうかはわかりませんが、この森に木を植えた男に無償の行為=奉仕の心を強く感じました。自分の生活を振り返え、このような気持ちで取り組んでいることがあるのかだろうか?

2.生きる目標をもつ幸せ
 老人は、妻も子供も病気で亡くし、一人山小屋で羊飼いとして生きる糧を得ています。買い物はどうしているのかな、何日も人と話さない日もあるのだろうと想像します。そのような状況の場合、頭をめぐりよぎるものは何だろうとも。彼は、ドングリを植え緑の森をつくることを生涯のテーマにしたのです。日々の生活の中で、生きる目標をもてたことは幸せなことと思います。私の”生きる目標”は何か!?、とも。

思い出話】昔フランス国内を一人旅したことがありますが、計画の段階でこの「森に木を植える男」の舞台となった地=南フランスのプロバンスの森に行ってみたいもの!と考えたことがあります。しかし、フランスでもどこの国でも森はたくさんあるし、netで調べてもその町がどこにあるのかわかりません。あれこれ調べましたが、ベルゴン村も架空で迷宮入りしました。
 そこで、南フランスのプロバンスの何か所か旅程に組み入れることにしました。その結果、地中海沿岸のアルルアビニョンマルセーユニースに立ち寄り、この物語を回想することにしました。

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Ⓘ‐28.ジャン・ジオノ著;「森に木を植えた男」考(1/2)~ストリー

2023-08-18 07:00:00 | Ⓘ-ものの見方・考え方

「森に木を植えた男」 (フランスの作家;ジャン・ジオノ) 

木を植えた男表紙

 

 

 


 

 本の概要は、南フランスの山岳地帯を舞台に、荒れ果てた大地で一人黙々と木を植え続け、緑あふれる森によみがえらせた男を描いたもので、 「」が主人公で回想ーといった形式をとっています。

あらすじ】 1913年、「私」は南フランス・プロバンスの山岳地帯を歩いていた。
 そこは荒れ果て不毛の地となっていて、わずかに暮らす住民たちはすさんだ生活を送っていた。ベルゴン村を過ぎ山へ入った私は、疲労と脱水により遭難しかけるが、初老の羊飼いと出会い救われる。男は村を離れ、この荒涼とした土地で羊を飼いながら独りで暮らしていた。 男の家に泊めてもらうことになった私は、夕食後男がドングリの実を選別するのを見る。そうして、傷んでいないドングリを100個揃えた男は無言で床に入った。

 そのことに興味を抱いた私は、翌朝出発を1日延ばし、男と共に山に出かける。 羊の世話を番犬に託し、持っていた鉄製の杖を使い地面に小さな穴を掘りそこにドングリの実を埋める。 「この土地はあなたのものですか?」と聞いた私に、男は「違う!」と答える。 所有者すら知らない不毛の土地に男は、丁寧に100個のドングリを埋めていくのであった。昼食後、男はまたドングリの選別を始める。しつこく質問する私に男はようやく重い口を開く。ドングリは柏の実で、3年前から埋め始め、既に10万個の実を埋めたこと。そしてそのうち2万個が芽を出したが、自然淘汰でその半分の1万本の木しか育たないであろうことをー。 「妻子を病で失った自分が、この土地でできる仕事はこれだけだ。願わくば この木々が山を埋め尽くすまで生きて、この仕事を続けていきたい」ーと。

 翌年始まった第一次世界大戦で従軍した「私」は生き延び、再び男と会ったのは5年後のことだった。男が植えた木はこの5年で育ち、不毛の大地を替えていた。 私は、「人間は破壊以外の領域でも神と同じく全能なんだ」と実感する。 男の手と心で生まれたこの林のことを、人々は自然林と信じて疑わなかった。 そしてそのおかげで男は邪魔されずに黙々と木を植え続けていたのだった。
 私は1920年以降、毎年男のもとを訪ねた。 その間も男は黙々と木を植え続け、林は森へと成長していくのだった。森が重大な危機にさらされたのは、1939年に始まった第二次世界大戦の時期だ った。木材切り出しのため、1910年代に植えた柏から伐採され始めたのだった。 しかし不便な山奥にあったことが幸いし、採算割れのため伐採計画は中止となる。 男はそんな世界の情勢にかまうことなく、黙々と木を植えていくのであった。 この大戦により私は8年間男を訪ねることがかなわなかった。
  1945年、バスに揺られて目的地に近づいた私は、あまりの変わり様に目を見張る。 かつて荒れ果てていたベルゴン村は、豊かにそして活気づく町へと様変わりしていた。 このマチは、誰もが住みたいとあこがれる土地に変わっていたのだった。 新しく移住した住民を合わせおそらく1万人以上の人たちは、この羊飼いの男= エルゼアール・ブッフェ、たった一人のおかげでその恩恵を受けているのであった。 しかし、それは誰も知る由もなかった。 彼
は、1947年養老院で安らかに息を引き取ったーという。
 

 

自分で決めたことを、失敗しても、くじけず、黙々と同じ作業を繰り返す男の話です。妻子を失った孤独な境遇と男の生きざまが描かれています。その地で男と出会った青年=「私」には、そのことがとても崇高なものに思えました。第一次世界大戦で戦場に出た「私」が、戦後心をいやすために再び訪れたその土地には、カシワの森が育ち始めていました。

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🅿‐68.ゴス下絵付小判型小鉢~木の葉文様  4点

2023-08-17 07:00:00 | 🅿My陶芸作品&手法

 市販の石膏型の小判型小鉢を型起こしし、ゴスで木の葉を描いたものです。粘土は上信楽、タタラ厚は5mm、焼成は酸化焼成です。


 ①ゴス下絵付小判型小鉢       高5、17.5×11


 ②ゴス下絵付小判型小鉢       高5、17.5×11


 ③ゴス下絵付小判型小鉢       高5、17.5×11


④ゴス下絵付小判型小鉢       高5、17.5×11

この木の葉の文様は、シンプルなデザインであまり手間がかかりません。器としても使い勝手がよく、色も白いのでどんな料理にも使えます。なお、この石膏型は深いので、制作時、立ち上げるのにナレが必要です。

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🅿‐67.ゴスかしわ文四方皿  6点

2023-08-16 07:00:00 | 🅿My陶芸作品&手法

 石膏型で型起こしした素地に、ゴスでかしわの文様を描いてみました。高台は付け高台で、少し高めに作りました。粘土は上信楽、タタラ厚5mm、釉薬は3号透明釉、焼成は酸化焼成です。




ゴスかしわ文様四方皿(表裏の様子) 高4、17.5×17.5




 ①ゴスかしわ文様四方皿 高4、17.5×17.5   


 ②ゴスかしわ文様四方皿 高4、17.5×17.5


 ③ゴスかしわ文様四方皿 高4、17.5×17.5


 ④ゴスかしわ文様四方皿 高4、17.5×17.5


 ⑤ゴスかしわ文様四方皿 高4、17.5×17.5


⑥ゴスかしわ文様四方皿 高4、17.5×17.5

下絵具は、ドングリに朱赤、カナリア黄 、枝の部分はひわゴスです。背景のゴスはダミ筆で塗っていますが、なかなか均一に塗るのは難しいものです。注意することは、まず乳鉢に入っているゴス液をよく撹拌し、均一にすることです。ダミをさすときは、器を傾けながら、塗る所にたっぷりゴスを出しながら進みます。また、ダミ筆の先を素地に付かないように塗るようにすることも大切です。

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🅿‐66.ゴス花文様面取り皿  5点

2023-08-15 07:00:00 | 🅿My陶芸作品&手法

 石膏型から 型起こしした素地に、デザイン化した花をゴスで描いてみました。粘土は信楽土、タタラ厚5mm、焼成は電気窯による酸化焼成です。




 ①ゴス花文様面取り皿       高2.7、12×15.2


 ②ゴス花文様面取り皿 高2.7、12×15.2 


 ③ゴス花文様面取り皿 高2.7、12×15.2

 ④ゴス花文様面取り皿 高2.7、12×15.2 


 ⑤ゴス花文様面取り皿 高2.7、12×15.2

白を基調に中央にワンポイントを入れる作品を多く作成しています。今回は、花をいろいろな視点でデフォルメしたデザインを描いてみました。ゴスで骨描きし、ダミ筆で薄く色付けし、アクセントをつけるようにしてみました。

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🅿‐65.練り込み「うずら手」  6点

2023-08-14 07:00:00 | 🅿My陶芸作品&手法

 うずら手の錬り込みを作りました。釉薬は3号透明釉の浸しがけです。粘土は白信楽粘土と赤土1号、焼成は酸化焼成(1250℃、19.5h)。


① 練り込みうずら手中皿    H2.5、10.5×13.5


② 練り込み・うずら手中皿    H2.5、10.5×13.5  


③ 練り込み・うずら手中皿    H2.5、10.5×13.5  


④ 練り込み・うずら手中皿   H2.5、10.5×13.5  


⑤ 練り込み・うずら手中皿    H2.5、10.5×13.5  


⑥ 練り込み・うずら手中皿     H2.5、10.5×13.5


この方法は、中国の唐時代に始められ、宋の磁州窯の作品には、練り込みの皿や鉢などたくさんあります。粘土の練り合わせ方によって、単純な模様から極めて複雑なものまで様々の模様を作ることができます。単純な模様としては、①縞、②市松、③うず巻き、④墨流し、⑤うずら手模様等があります。  

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⒠‐14.東川町・「ひがしかわART」クラフト展へ  2019.7.27

2023-08-13 07:00:00 | ⒠イベント展示会鑑賞

 7/27、東川町や近隣の作家の家具やクラフトと、手作り作品を展示販売する「ひがしかわART」クラフト展(会場;「東川町複合交流施設せんとぴゅあ」、7/27~28日)へ。



 会場の「東川町複合交流施設せんとぴゅあ」






会場の「せんとぴゅあ」は、東川町が宣言する「写真文化首都」(「写真甲子園」などを主催)の拠点として、”多様な文化の発信と人々の交流の場”と位置付け、今回のイベントもその活動の一環として、企画したという。陶芸のブースでは、東川町で活躍する2人の作家の作品を見ることができました。 

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⒠‐13.旭川市・ステンドグラス&イラスト展へ(2/2)~イラストの部 

2023-08-12 07:00:00 | ⒠イベント展示会鑑賞

 ステンドグラスを見た後、小川けんいちさんのデザイン、イラストのコーナーを見せてもらいました。


 まず、目をヒイたのが、パンフレットを見ながら描いたという平等院の「雲中供養菩薩像(国宝)」のスケッチです。見た方も多いと思いますが、雲に乗って様々な変化にとんだポーズをとった像です。楽器を演奏したり、舞いを舞ったり、あるいは物を持ったり、合掌したりしています。それらの52躯の僧形や菩薩形をスケッチしたものです。

 これをきっかけに、小川けんいちさんのスケッチやイラストをじっくり見ることにしました。市内の株式会社「昇夢虹」というところで仕事をしているという。また、楽しい絵!を描くことをコンセプトに、現在は画集を出版したり、プロローグ本やアート雑貨なども販売しているとのことです。

 
 2017年のセーコーマートのカレンダー(5月)にも採用!

とりわけ身近にこのような人が活躍していることを知りました。また、犬も歩けばーでないですが、動けば新しい発見、新たな出合いがあるものだ!ともー。



最終日のこの日は、玉川遠州流のお茶席がありました。入ったときはお点前中でしたが、しばし休憩の様子です。遠州流の点前は、武士の茶道といったイメージで、侘茶と違った趣きがあり興味があります。”薬膳&ギャラリー本草プロデュース”とありました。

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