大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2018年3月10日 活動報告④ 椿の開花状況 第二部

2018-03-11 17:12:28 | 日記

椿の競演がつづきます。下の椿は名札がついていないのですが、いずれも美しい花たちです。

風流な名の通鳥(かよいどり)。江戸期から伝わる古典品種です。

出羽大輪(太平楽)です。桃紅地の一重で、平開咲き。花期は、11-4月。輪芯がときに唐子咲きに。

曙です。淡桃色の一重、椀咲き。筒しべの大輪。蕾は丸い。

次は、太郎冠者です。今日は一番きれいでした。太郎冠者の絨毯をごらんあれ。

太郎冠者は、控えめな姿が茶人に好まれています。

太郎冠者の花がこぼれる道、どこへとつづく道なのか。と思わせるほど幻想的ですが、実際は蓮の見本園に出ます。

鈴鹿山です。

福娘の蕾です。桃色の八重の大輪が楽しみです。割りしべで、花期は3‐4月。

たおやかな鴇白(ときじろ)です。鴇色や移り白で、八重咲きの中輪から大輪です。貧弱な筒しべ、花期は3‐4月。

紅乙女(こうおとめ)です。いまにも咲きそうですね。

衆芳唐子(しゅうほうからこ)です。濃紅色、唐子咲き。中輪で、花期は4-5月。

紅麒麟(こうきりん)です。

事務所のそばの白い椿。名は不詳です。

最後に修景池に立ち寄ります。今日は手を入れることができませんでしたが、藻とリが必要です。

修景池のまわりでも花が咲いています。

来週には、チバニアンも池の中心の藻を除去するために、活動開始です!

今日の活動報告は、以上です。

 

(担当: れい)

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2018年3月10日 活動報告③ 椿の開花状況 第一部

2018-03-11 17:09:50 | 日記

敷地には、約100種の椿が植えられています。とても全てはご紹介できませんが、一部をご紹介します。まずは、古金襴(こきんらん)です。

古金襴は、白地に濃紅色の大小縦から吹掛け絞りが入った、八重や牡丹咲きの大輪の椿です。ひとつひとつの花が違う艶やかさ。

下の源氏車も花にそれぞれの模様があります。よくあるのは、ほぼ紅色です。

次も源氏車です。二段咲きの中輪で、11月から3月にかけて花をつけます。

加茂本阿弥(かもほんなみ)です。白色の一重です。抱えから椀咲きで、太い筒しべ。中輪から大輪の花を咲かせます。花期は、11-4月。

まだ蕾ですが、源氏合(げんじあわせ)です。4月に中輪から大輪の八重の花をつけます。

関東月見車です。極淡桃色の一重です。筒咲きで、小輪。花期は12-3月。

旭の湊(あさひのみなと)です。紅色の一重、平開咲き。梅芯の中輪で、花期は3‐4月。

旭の湊は花つきが良く、足元も華やかです。

散った花に手を添えると、中輪とはいえ、たっぷりとした大きさなのが分かります。

旭の湊は、まれに小白条、花糸白黄色にもなるそうです。

 

 (担当: れい)

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2018年3月10日 活動報告② 広場の整備と球根まわりの雑草とり

2018-03-11 17:00:56 | 日記

ロータリー奥に広場をつくり、駐車場として利用する作業をさらに進めます。3月18日のハス栽培講習会の参加者に気持ちよく使ってもらうために、切り株や刈った草を掃除します。

人の丈ほどある草だらけだったこの林、会員たちの力仕事で目途がついてきました。以前は蓮のバケツが並び、多くの蓮が育っていた場所です。セメントのマスだけいくつか残っています。きれいになると、あらためて「こんな場所あったんだね」とコメントする会員も。

広場の奥に切り枝や切り株を寄せます。足元の蔦に注意しながら。

刈った枯草は、数週間おいて乾燥させて嵩を押さえておきました。これをトラックで運びます。

大量の枯草です。一輪車ではとても間に合いません。

温室にへばりつくように、実生の桜が立っています。苗からではなく、種からここまで立派に成長したそうです!

薄曇りの空に、淡いピンクの桜が春の夢のようです。

この実生の桜は、何年かかってここまで大きくなったのでしょうか。

白いスイセンも花盛りです。

東屋の近くに植えた球根のまわりの雑草を丁寧に抜きます。葉がぐんぐん伸びてきました!

ラッパスイセンの黄色い花が楽しみです。

ボケも咲きました。

カマキリの卵です。秋に産み付けられたものですが、4月になると、ひとつの卵から数百匹の幼虫が生まれます。

日当たりの良い場所には、ホトケノザとオオイヌノフグリが咲いています。

あらたに井戸が掘られました。ハスの水やりに不可欠な安定した水の確保ができました。

桜の野生種、エドヒガンです。長命で花つきが良く、園芸品種であるソメイヨシノの片親として知られています。

エドヒガンは、ソメイヨシノより早く咲きます。

近くで大きな蕾のかたまりが、ずらりと木からぶら下がっていました。キブシでしょうか。

同じ森のなかで目をひいたのが、白い木肌のこの大きな木! ユーカリです。

木肌が白くてきれいです。

根元の皮が剥けています。

 

(担当: れい)

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2018年3月10日 活動報告① 蓮マスの泥のかき回し

2018-03-11 16:54:24 | 日記

2018年3月10日は、薄曇りの気温7℃なかで活動が行われました。昨日から今朝にかけての大雨のあとで、敷地はしっとりとしていました。活動内容は、見本園のマスの土のかき回しと掃除、広場の整備、枯草の除去、植えた球根畑の雑草とりなどでした。

まず事務所の手前の寒緋桜に目を奪われました!

細長い花が下を向いて咲く寒緋桜ですが、濃いピンク色が派手で素敵です。下の写真の右端が寒緋桜。そばの高い椿より「私を見て!」オーラが出ていました。

入口からの暗い坂道は、大輪の椿が満開です。

背の高い椿の道です。

落ちても落ちても、椿は次々と咲きます。

見本園は、うってかわって静かに見えますが、いまのうちに泥をかき回しておきます。球根の生育を促すために、泥に空気を送ります。

作業にちょうどよい幅と太さの熊手を使って、泥をかき回します。

泥の中の藻や枯葉も掻き出します。

見本園の奥の大きな穴も枯草で満杯です。

見本園の背後に立つ紅白の梅は、まだ咲き誇っています。

その白梅です。

東屋の背後の河津桜が、はらはらと舞い散っていました。

今日は、河津桜に見守られながらの活動です。

下草を刈っていると、地面ちかくに青い粒をつけた植物が群生していました。オオバジャノヒゲ(大葉蛇の鬚)です。青い粒は、果実ではなくむきだしの種だとか。

森の下草を刈って、足を踏み入れるようになってからみつけたオオバジャノヒゲ。白く可憐な花が楽しみです。


(担当: れい)

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