友達のYさんから借りてる時代小説がめっぽう面白くて、読み続けてます。
江戸の町で料理の腕をふるう大阪出身の若き女料理人澪(みお)が主人公の人気シリーズです。
「想い雲 ーみをつくし料理帖」 高田郁

今作も料理に関する話しは興味深く面白いです。
関西(特に京都)ではよく食べる鱧(はも)は江戸ではあまり食べない、しかも毒があるとか、今まで知らなかった食材や料理のうんちくが得られます。
口が悪くて皮肉屋さんだけど澪の料理の味は認めざるを得ない偏屈な戯作者、心から素直に澪の料理を楽しむ版元など個性豊かな脇役たちも登場してきて楽しいです。
地味でけっして美人ではないけど、さがりまゆで丸顔が愛嬌がある澪は「駒つなぎ」という花にたとえられてました。
文庫本の表紙にも描かれてますが、こんな花です。

なんか見たことあるような気がします。けなげさと可憐さと強さが感じられる花は澪にピッタリかも。
どんな辛いことがあっても、お客様に気取られぬよう毎日おいしい料理を作り続ける澪と、その澪を支える人々の心意気が素晴らしい。
心にジンとくる、やさしくて温かい時代小説です。
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江戸の町で料理の腕をふるう大阪出身の若き女料理人澪(みお)が主人公の人気シリーズです。
「想い雲 ーみをつくし料理帖」 高田郁

今作も料理に関する話しは興味深く面白いです。
関西(特に京都)ではよく食べる鱧(はも)は江戸ではあまり食べない、しかも毒があるとか、今まで知らなかった食材や料理のうんちくが得られます。
口が悪くて皮肉屋さんだけど澪の料理の味は認めざるを得ない偏屈な戯作者、心から素直に澪の料理を楽しむ版元など個性豊かな脇役たちも登場してきて楽しいです。
地味でけっして美人ではないけど、さがりまゆで丸顔が愛嬌がある澪は「駒つなぎ」という花にたとえられてました。
文庫本の表紙にも描かれてますが、こんな花です。

なんか見たことあるような気がします。けなげさと可憐さと強さが感じられる花は澪にピッタリかも。
どんな辛いことがあっても、お客様に気取られぬよう毎日おいしい料理を作り続ける澪と、その澪を支える人々の心意気が素晴らしい。
心にジンとくる、やさしくて温かい時代小説です。

