1月23日までの沖縄地方の地域平均気温平年差はプラス1・7度で、1月の平年差が1946年以降の統計開始以来最も高くなる勢いだ。沖縄気象台が25日、発表した。
沖縄気象台によると26、27日の気温は低いままだが週末から気温が上がるため、2カ月連続で地域平均気温平年差を更新する可能性がある。
地域平均気温平年差は那覇市、久米島、宮古島、石垣島、与那国島の5地点の平年差を平均した値。5地点の中では石垣島の平年差が最も高く1・9度で、23日までの暫定月平均気温は20・7度。那覇市の平年差は1・6度で暫定月平均気温は18・7度。46年の統計開始以降、これまで最も地域平均気温平年差が高かったのは88年の1・6度だった。
沖縄気象台は高温になった要因として、沖縄の南東で高気圧が強まり、暖かい空気が沖縄地方に向けて南から入り込みやすくなっていたことを挙げた。
2016年は5、7、10、12月の4回にわたって月平均気温の過去最高を更新した。